コルクマットは耐久性というか新陳代謝できる点が良い!?

コルクマットを使いたいけれど、なんとなく耐久性がないようなイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか?

例えば他のコルク製品でワインの栓にしても、抜くのに失敗してしまって、ワインの中にコルクがボロボロと混ざってしまうような場合もあります。

また、写真などを飾るのにコルクボードが使われることも多いですが、使っているうちに画びょうの穴が無数に開いてしまって画びょうも刺さりにくくなり、見た目にもボロボロになってしまう場合もあります。

コルクのナチュラルの風合いは大変魅力なのですが、コルクがボロボロになってしまう姿を知っていると、どうしても耐久性には難があるように感じてしまうのです。

コルクマットはというと

正直、コルクマットについても取り立てて耐久性がウリになっているようなものはあまり見受けられないように思います。

他の強い素材に比べるとどうしてもそういうことになります。

ただ、コルクマットのくくりの中で比較すると、中には一般的なものに比べると耐久性が高いコルクマットがあったりします。

例えば、それは、コルクが100%使われているようなものであったり、小粒で密度の高いものの場合であったりします。

ここで「コルクが100%?」とか「小粒?密度?」とかさらに疑問が増えた方もいらっしゃると思います。

次にこれらについて詳しく説明していきます。

コルク100%のコルクマットの耐久性の良さ

コルクマットは当然コルク100%だと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、決してそういうわけでもありません。

ホームセンターなどでもよく目にするコルクマットのほとんどが厚みのあるEVAなどの合成樹脂の表面に、薄いコルクシートを貼り付けた二重構造になっています。

EVAなどの合成樹脂もコルクと同じようにクッション性や断熱性、防音性などを備えており、使い心地はそう大きくは変わらないことがほとんどです。

ただ、当然違いもあり、特に荷重に対する耐久性はコルク100%のものの方が優れているようです。

コルクとEVA樹脂の違い

コルクは多孔質と言って、顕微鏡で見てみると無数の孔が開いています。

それによって弾力性であったり、防音性であったりと特性を発揮するのです。

中でも弾力性の高さは耐久性の高さにもつながります。

一方、二重構造のものに使われることの多いEVA樹脂は発泡体になるので、無数の気泡が密集したような構造になっています。

この気泡が粗く大きいと柔らかく感じますが耐久性は落ちます。

細かく小さいと固く感じますが耐久性は高くなります。

EVA樹脂はコルクに比べるとへたりやすい

例えばトレーニング用のように、EVA樹脂製のジョイントマットの上に重いトレーニングマシーンを設置したり、その上で激しい運動をするのが想定される場合は、硬度表示がされていて固いEVA樹脂が使われていることが多いです。

しかし、一般家庭で使うものについては硬度表示もないものがほとんどですし、あまり固いと使い心地も良くないので適度な柔らかさを持ったものが多いと思われます。

ですから、荷重が加わり続けるとどうしてもペシャンコになりやすくへたってしまったりします。

そういったことから、コルク100%のコルクマットに比べても、EVA樹脂との二重構造のものはどうしても耐久性が低かったりするのです。

二重構造のコルクマットの弱点

また、二重構造のコルクマットには弱点があって、それがコルク100%のものと比べた時の耐久性の低さにつながります。

コルクマットを使い続けていくと、季節も変わって、気温も湿気も年間を通して変動していくでしょう。

その中でも過ごしやすくしようと冷暖房を使ったり、冬場だと床暖房を使うという方も多いでしょう。

コルクマットはそうやって温度や湿度の変化にさらされるのです。

コルクとEVA樹脂の反応の違い

コルクには天然の調湿効果もあり、空気中の湿気が多いと吸収し、少ないと放散してくれます。

一方、EVA樹脂も多少湿気を吸ったり乾燥したりということもありますが、コルクの反応とは明らかに違ったりします。

また、コルクマットでも「床暖房対応」となっていて耐熱性の高いものもありますが、EVA樹脂は正直熱に強いとは言い切れない素材です。

コルクの熱に対する反応もまたEVA樹脂とは違うでしょう。

反応の違いが耐久性の低下を招く

つまり、二重構造のコルクマットは、湿気や熱などに対してそれぞれ反応の異なる素材を貼り合わせて作られているのです。

ですから、例えば湿気によってコルクシートが膨張をした時に、EVA樹脂も同じようには膨張するわけではありません。

ですので、EVA樹脂に引っ張られるような形でコルクシートが反り返ってしまう場合もあったりします。

熱によってもバラバラの反応をしてしまって、いびつにゆがんだり反り返ったりしてしまう可能性もあるのです。

特に、そもそも長く使っていて劣化が進んでいる状態にあったなら、こういったことが起こりやすくなるようです。

コルク100%のものだとこの反応の違いは起こらないので、そういった点からも比較的耐久性が高いと言えます。

小粒で密度の高いコルクマットの耐久性の良さ

コルクマットに使われるコルクは、100%のものであっても二重構造のものであっても、加工が加えられていて無垢材というわけではありません。

100%のものと二重構造のものとは、厚みは違えど、同じようにコルクシートに成型加工して作られるのです。

コルクシートを作る際、ワインの栓など無垢で加工できるものをくり抜いた後の端材を、さらに粉々にし、接着剤と混ぜて成型加工されます。

この時、どれくらい粉々にするかということで小粒や大粒ができ、どれほど圧縮して成型加工するのかというので密度が高いものや低いものができるようです。

小粒と大粒の違いと耐久性

小粒と大粒が一体どういう風に耐久性に関係してくるかというと、接着剤の量がポイントになります。

小粒だとなんせ粒が小さいので、その分接着部分が多くなり、同じ範囲で使われる接着剤の量が大粒より多くなります。

接着剤の量が多い方が粒同士のつながりも強固になりますし、接着剤自体が持っている強度も多く得られるので、耐久性が上がるというわけです。

密度の高さの違いによる耐久性

密度の高さとは、同じ範囲にどれくらいの粒がギュッとまとまって接着されているかということを指します。

より多くの粒がギュッと高密度に集まっている方が、多くの粒が強固に接着されるので耐久性が高まります。

小粒でも大粒でも密度が高くなるとより耐久性は上がりますが、小粒でしかも高密度となると小粒の耐久性の高さも相まってより強くなります。

コルクマットにいかに耐久性を求めるか

ここまでのように、コルクマットのくくりの中で考えるなら、比較的、耐久性の優れたものもあるので、そういったものを求めるといいのではと思います。

しかし、実際コルクマットを長く使い続けようという時、それ自体の耐久性というよりもコルクマットの特性の方を重視して、それに耐久性を見出すことの方が現実的だったりします。

コルクマットの新陳代謝を繰り返して長く使う

コルクマットは、1枚1枚をパズルのようにつないで敷いていくので、敷くのもはがすのも簡単に行えます。

つまり、使い続けていて傷んできたら、そこの部分だけを新しいものに交換することができるのです。

肌のように、そういった形で新陳代謝を繰り返すことで、常に最高の状態で使い続けることも可能なのです。

劣化に対して、耐久性というよりも、新陳代謝を繰り返して長く使うという発想の敷物は他にはあまりなかったりします。

どこにでもあるコルクマットでも長く使える

このように使おうと思った時でも、やはり耐久性の高いコルクマットなら、劣化して交換することは少なくなります。

ただ、耐久性の高いコルクマットは品質も高く、値段も高いことも多いです。

また、どれだけ品質が高く耐久性があっても、使い方により負担が多くかかると劣化も早まってしまう場合もあります。

そうなると、高額の上、すぐに交換が必要になってしまったりします。

ですから、なおさら、注意深く良いものを探そうということになりますが、そうなると探すのに時間もかかりますし、なかなか購入にも至れず不便が続いたりもしがちです。

そもそも交換を繰り返して使う前提があるのなら、それほど良すぎず悪すぎず、ある程度の品質である程度の値段の物でも十分だったりします。

それだと、簡単にすぐに手に入れやすいですしそれほど問題もなく使い続けられるでしょう。

良すぎず悪すぎない品質と価格のものが一番お得

あまり品質が低すぎて安いものだとやはり劣化が早くなるので、そういった意味でも、「ある程度」のものという点が大きなポイントになります。

初期費用も、交換費用もどちらも低く抑えようと思うと、それほど高品質で高額でなく、低品質で低価格でもなく、その間をとったある程度の品質である程度の価格のものが総合的にお得になります。

さいごに

コルクマットは耐久性があるとはなかなか言い切れませんが、比較的、耐久性の高いものがあるのも事実です。

ただ、「長く使い続けたい」ということで耐久性を求められている場合、発想を変えてコルクマットを新陳代謝させて使うという方法もあったりします。

これだと、いつもいい状態のものをいつまでも使うこともできます。

ただ、これをまた観点を変えてエコの視点から見た場合、交換を繰り返すことでゴミを増やすのは良いこととは言えません。

DJコルク
DJコルク

価格が安いと直ちに品質が悪いとも言い切れませんが、やはりそういうきらいがあることは否めません。

できるだけそういったものは避けて、長く使いやすいものを選んでいただけたらと思います。

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