コルクマットの強度が気になる!ボロボロになるって本当?

コルクマット

コルクマットのを使いたいけれど、小耳にはさんだ話ですが、どうやら使っているうちにコルクがボロボロとはがれてきたと言うのです。

実は、うちでも長く使っていたことがあるのですが、正直、ウチのはそんなことにはならなかったのでこれはどういったことかと気になりました。

要はコルクマットの強度の問題でしょう。

小耳にはさんだコルクマットは強度が低くウチのは高いということだと思いますが、その差はいったいどこからでてくるのでしょうか?

今回はボロボロになりにくい強度のあるものとはどういったものなのかを紐解いていきます。

さらに、その違いは他の違いにもつながるので、その辺のところも説明していきます。

【送料無料】マネできない品質でランキング1位 超低ホル コルクマット 64枚 8畳 大判 45cm 大粒 天然 サイドパーツ付 ジョイントマット コルク 赤ちゃん ベビー プレイマット 防音 断熱 ベビー フロアマット コルク 大粒

感想(1113件)

コルクマットはなぜボロボロになる場合があるのか

コルクマットがボロボロとはがれてくる場合があるのは、どうしてでしょうか?

コルクマットのその見た目から、なんとなく察しのついている方もいらっしゃるかもしれませんね。

これを説明するには、まず、コルクマットがどうやって作られているかを説明する方が簡単でしょう。

コルクマットの作られ方

コルクマットは多くの場合、厚みのあるEVA樹脂などの上に薄いコルクシートが貼られている構造になっています。

もちろんコルクが100%使われているものもありますが、よく目にするのが前者の2重構造のものです。

厚さは違いますが、2重構造のものにも100%のものにも使われるのが、シート状に加工されたコルクシートです。

コルクはワインの栓でも有名ですが、最初に無垢のコルクからは栓が型抜きされます。

その時に出た端材をさらに細かく砕き、接着剤と混ぜ成型加工したのがコルクシートになります。

つまり、コルクの粒をくっつけてコルクシートは作られているというわけです。

ボロボロはがれるのはコルクの粒

ボロボロはがれるのはコルクの粒なのです。

接着剤も一緒に混ぜて、しっかり接着されているはずですが、それらの接着力が何らかの理由で低くなると、強度を失いコルクの粒がはがれるというわけです。

コルクマットの強度を低下させる原因

なぜ接着力が低下し、強度も低下するのかというと、一言で言うと「劣化」ということになるでしょう。

その原因にはいくつか考えられます。

①大粒のコルクマットは強度が低くなりがち

コルクシートに加工するために端材を粉々にする時、その程度を調整して粒を大きくしたり小さくしたりされます。

それによりコルクマットに大粒と小粒の種類が生まれます。

同じ大きさのコルクシートであっても大粒のものと小粒のものでは、それらの粒同士をくっつけるのに必要になる接着剤の量が違ってきます。

1粒だけとっても、小粒のものを大粒のものと同じ大きさにしようと思うと、接着剤でいくつかをくっつけないと等しくならないでしょう。

ですので、小粒のものだとその分たくさん接着剤が必要になりますが、大粒では少なくて済むのです。

結局、その接着剤の量がコルクマットの強度にもつながります。

接着剤の量が多いとしっかり粒同士もくっつきますし、接着剤の強さもあるのでコルクマットとしての強度も上がるのです。

さらに密度ですが、同じ大粒のものでも、粒がはっきりしていて隙間が多いものと、ギュッと詰まっていて隙間がほとんどないものもあります。

この場合でも、やはり密度の高いものの方が、接着剤の量も増え粒同士の接着も強くなっているので強度が高いと言えます。

②ペットにひっかかれたりしてボロボロに

コルクマットがボロボロになる原因として多いのが、ペットによるものです。

コルクマットはクッション性もありますし、水にも強く掃除もしやすいですし、汚れがひどい時はそこだけ交換もできるので、ペット対策でお部屋に敷かれることも多いです。

何の問題もなく、交換を繰り返しながら使い続けることも可能でしょう。

しかし、ペットによっては、どうしても気になってしまい、爪でひっかき続けたりかじったりしてボロボロにしてしまう場合があります。

これはしょうがないと言えばしょうがないので、使用を中止せざるを得ない場合もあるでしょう。

しかし、そこに至るまでにできる対策もあります。

例えば、ペットを家に最初に招き入れる前や、ごくごく幼い時期にあらかじめコルクマットを敷いておくのです。

そうすると一遍に全ての環境に慣れる必要があるので、それだけに注意が向きにくくなったりします。

また、部分的に敷く場合、床との間に段ができはがしやすくなるので、できるだけその段が目立たないように、壁や家具を使ってぴったり敷き詰めるといいでしょう。

③掃除で強度を奪ってしまうことも

コルクマットは掃除がしやすい敷物として重宝するのですが、掃除の仕方が激しいと劣化を速め、強度を奪ってしまうことがあります。

【急ぐ人向】コルクマットの掃除の仕方がすぐわかる!

●水洗いしすぎないで

コルクマットは水に強く、水で丸洗いできるメリットがあるのは確かです。

でも、水洗いの頻度が高すぎると劣化を起こし強度を弱めてしまいます。

週に1回とかでは多すぎるかなという感覚があります。

どうしても汚れが気になって、硬く水を絞った雑巾拭きでも汚れが取れないような時に、最後の手段として行っていただけたらと思います。

ですので、水で丸洗いは年に数回といったところかなと、個人的には思います。

●ゴシゴシ洗いはしないで

また、硬く水を絞った雑巾であっても、きれいにしようとゴシゴシ強くこすると、コルクシートの強度では耐え切れずボロボロはがれてしまったりします。

その時にたちまちははがれなくても、強くこする掃除を続けるとだんだんその負担が強度を奪い、近いうちにボロボロはがれ出す可能性もあります。

必ず、サッと撫でるように軽く拭きましょう。

また、たわしやブラシを使ってゴシゴシやってしまうのも御法度です。

コルク自体も大きく傷つけてしまい、強度を奪う他、傷ついたところに汚れがたまりやすくなってしまいます。

●洗剤を原液で使わないで

また、掃除用洗剤を原液で使うのも、劣化を速め強度を奪う原因となります。

基本、洗剤は使わずに掃除する方がいいでしょう。

どうしても取れない汚れに対し洗剤を使いたい場合は、コルクマット用の洗剤があるのでそれを適量使うか、家にある中性洗剤を水でごく薄く希釈して使うといいでしょう。

洗剤を使った後は残らないようにしっかり流しましょう。

●吸引力の強すぎる掃除機がダメ押しに

何でもそうですが、コルクマットを使っていると様々な理由で劣化が起こります。

そんな状態のところに、吸引力の強すぎる掃除機をかけてしまうと、それがダメ押しになってボロボロとはがれてしまう場合もあります。

最近では特にすごい吸引力のものも出てきているので、ダメ押しどころか、掃除機こそが強度を奪う原因にもなる場合があるので注意が必要です。

④湿気でコルクマットの強度が低くなる

コルクマットは水に強いので、水回りに使われることも多いです。

ですので湿気にさらされることも多いのですが、湿気をそのまま放置してしまうと、カビが生えてしまう場合があります。

カビをさらに放置すると、コルク自体が傷み強度を失ってしまいます。

⑤床暖房の使用で強度が低くなることも

コルクマットを床暖房や電気カーペット、こたつなどと併せて使われる場合もあります。

これらにも耐えうる耐熱温度を持っているコルクマットでないと、直ちに劣化の原因となり強度を失うでしょう。

しかし、だからと言って、耐熱温度さえOKならいいというわけでもありません。

特に2重構造のコルクマットだと、温度に対する反応がコルクシートと、その下のEVA樹脂などでは変わるので、それが反りなどを起こし劣化の原因となります。

「床暖房対応」とされているものであっても、この事実は大きく変わりません。

ですので、耐熱温度がクリアできているものは、劣化が緩やかにはなりますが、長期間使い続けると明らかな劣化を起こしてしまう場合も考えられなくはありません。

この場合、直ちにボロボロになるというよりか、劣化により反りや浮き上がりが出やすくなり強度を失います。

⑥コルクマットに荷重がかかりすぎてボロボロに

コルクマットは色々な使われ方をしますが、家具によって床に傷ができないようにということで使われる場合があります。

そんな場合、家具による荷重がかかりすぎてボロボロになってしまう場合があります。

特に気を付けたいのがキャスター付きの家具です。

例えば、よくある4つのキャスターがついた椅子について考えてみます。

キャスター付きの椅子に座ると、そこに座ったまま椅子を動かすことも多いです。

すると、小さくて硬い4つのキャスターに体重が載ったままコルクマットの上を移動することになるので、そこにかかる荷重は大変大きくなります。

ですので劣化を起こしやすく強度を奪う原因となりやすいのです。

ジョイントマットのへこみ問題の対処法

他にも、コルクマットの上で激しいトレーニングを行ったり、重たいトレーニングマシーンを設置してさらにトレーニングをそこで行って荷重がかかるような場合も劣化を起こしやすくなります。

トレーニング用ジョイントマットは2㎝厚なら普通のでもいい?

⑦長期間の使用でボロボロに

これは本当に何にでも言えることですが、長期間使用するとどうしても経年劣化が起こり強度も低くなります。

2柔構造のものでも、EVA樹脂などはペチャンコに薄くなってきたりするでしょう。

コルクシートの接着剤も接着力が低下して、ボロボロとはがれてきてしまうことも考えられます。

コルクマットと強度の総括

ここまでのことを踏まえ、ではどのようなコルクマットなら強度が高いのかといいうことと、どのような使い方をすれば強度を落としにくいのかということをまとめておきます。

強度のあるコルクマットは

そもそもどんなコルクマットが強度が高いかというと、小粒で密度が高いものです。

大粒の場合だと密度の違いが顕著ですが、小粒の場合はなんせ小さいので、特に高密度とうたわれていなくてもしっかり密度が詰まっていたりします。

強度を落としにくい使い方

コルクマットの強度をできるだけ落とさない方法はここまでにも説明してきましたので、簡単にまとめておきます。

  • 水で丸洗いは頻繁にしすぎず、洗剤やたわしなどはできるだけ使わないで優しく洗う
  • ペットの注意が向きにくくなるような工夫をして敷く
  • 掃除機の吸引力が強すぎる場合は弱か中で
  • 湿気を帯びたまま放置しないで、しっかり乾燥させるように心がける
  • 床暖房は使う頻度を減らすか、できるだけ低温で使う
  • 荷重がかかりすぎる使い方はしない

こんなところかなと思います。

長期間の使用による経年劣化については、箇条書きにしたことに注意し、できるだけ強度を落とさないようにすると、遅らせることはできると思います。

小粒と大粒の強度以外の違い

コルクマットに強度を求めようとなると、小粒が有利にはなりそうですが、コルクマットに求めるのは必ずしもそればかりではないでしょう。

ですので、小粒と大粒では他にどんな点が違ってくるのかを説明しておきます。

大きく違うのは見た目

パッと見た感じからも大きく違ってくるのがその見た目です。

小粒は色むらも少なく均一に見えるものが多いです。

大粒でも密度の高いものは同じように均一に見えるものもあります。

しかし、よくある大粒のコルクマットは密度もそれほどなく、1粒1粒の違いがはっきり分かるような感じだったりします。

コルクはコルクガシという木の樹皮の、表面の皮をはがしたものから作られています。

大粒のものでは、表面の皮に近いところのものが入り込んでいる場合があって、特に色の濃い茶色の樹皮がそこかしこにちりばめられているようなものもあります。

デザイン性については好みになるので一概には言えませんが、小粒だと癖のないシンプルな感じになり、大粒で密度が低くなっていくにつれて、コルク本来の自然な雑味のような表情が豊かになります。

つなぎ目の目立ちやすさにも違いがでる

その見た目の違いから、コルクマットのつなぎ目の目立ちやすさにも違いが出たりします。

小粒のものだと大変均一なので、ピッタリと敷けるとつなぎ目もほとんどわからなくなったりします。

しかし、長く使っているうちに、どうしても劣化が起こってくるので、コルクマット1枚1枚に高低差が見られるようになったりします。

そうなると、見る角度によっては陰影が目立ち、つなぎ目が目立って見えてしまうかもしれません。

また、劣化が進み隙間ができたり浮き上がりが見られたりするとより目立つようになります。

大粒のものですとやはり自然な雑味が大きくなるので、それに紛れてつなぎ目が目立ちにくくなります。

肌触りも多少違う

小粒のものだと、EVA樹脂などのジョイントマットに近いような、均一な肌触りになります。

大粒のものだと小粒より凹凸も粗くなるので、少し摩擦のあるような自然な肌触りになります。

コルクは多孔質と言って、細かい孔が無数に開いた構造になっていて、それがコルクの様々な特性を生みます。

肌触りにおいても、孔によって空気の層ができ極端に冷たくなったり熱くなったりしにくかったりします。

クッション性も、その孔によって適度な弾力が生まれます。

大粒だと、その天然の特性が残りやすいと言えるので、より自然で優しい肌触りに感じるのかもしれません。

ナチュラルさ=大粒

大きくまとめると、ナチュラルなデザインや肌触りをより好まれるのなら大粒という選択になるでしょう。

大粒の雑味が唯一無二のナチュラルさを演出してくれるのです。

しかし、忘れてはならないのが、大粒で密度が低くなるほど強度に関しては低下するということです。

ですので大変悩ましい選択となります。

強度が低くなると言っても、使い方にも大きく影響を受けます。

先ほども説明したような、強度を落としにくい使い方をできるのならそれほど問題も無いとも言えます。

コルク100%という選択肢

最初の方に、コルクマットにはコルク100%のものもあるという風に説明しました。

やはり、お店で売られているもののほとんどが、ここまでに説明してきた2重構造のものなのですが、ネットで探すとコルク100%のものも買うことができるでしょう。

強度的に言っても、2重構造のものよりは100%のものの方が高いでしょう。

コルクマットの中でも品質も高く高級品になるので、値段的にも高かったりします。

ただ、数枚だけ敷く程度ならそれほど変わらない場合もありますが、広範囲に敷く場合、セット価格で倍以上の差が出てしまう場合があります。

また、厚みに関しては、2重構造のものの方が厚いものが多い印象です。

ですので、クッション性を求める場合、コルク100%のものは硬く感じ、2重構造のものは柔らかく感じることが多いです。

強度のあるコルクマットにこだわりたい場合、小粒のコルク100%のものを選ぶといいかもしれませんが、値段やクッション性などとの折り合いをつける必要が出てくるでしょう。

コスパのいいものを交換しながら強度を保つ

たとえコルク100%のものであっても、2重構造の小粒で密度の高いものであっても、劣化し強度を失うとボロボロになってしまう場合もあるでしょう。

ですので、強度を維持することを考える時、それ自体の強さも重要ですが、また、違った考え方でのアプローチも効果的だったりします。

例えば、コルクマットをまるで新陳代謝を繰り返すかのように、劣化したところだけを順次交換し、その強度を維持し続けるという方法もいいのではと思います。

マットは消耗品でもある

マットはある意味、消耗品でもあります。

ですので、寿命が来たら玄関マットでもキッチンマットでも買い替えたりするのがよくある使い方です。

コルクマットの場合も寿命があります。

ですから、劣化し強度を失いボロボロになったり、ペチャンコになったり、反ったり、浮き上がったりしてきたら、そろそろ替え時となるでしょう。

ジョイント式のマットなら部分的に交換ができる

この時、コルクマットのようなジョイント式のマットは、他のマットとは大きく違うメリットがあります。

それは、劣化したその部分だけを捨て、交換することも可能なところです。

例えば、玄関マットでなくても、リビングに使うような大きなラグだと、替え時となると、それを丸々捨て新しいものを買うことになります。

あまり踏むことのなかった端っこなどは、まだまだきれいで劣化もない場合もあります。

それでもその部分だけ残すわけにはいきません。

コルクマットだと、これが可能になるのです。

コスパの高さがポイントになる

このように、劣化したものから交換を繰り返して強度を維持しようという時、よりコストパフォーマンスの高さがポイントになります。

ですので、追加注文をすることを最初から意識して、納得できる価格帯のコルクマットを選ぶといいでしょう。

強度のためにコルクマット以外という選択も

やっぱりマット自体の強度をさらに求めたいという場合、コルクマット以外のものを選択するのもいいかもしれません。

例えば、ジョイントマットではトレーニング用に硬度の高いジョイントマットがあったりします。

硬度が高いと、その上に重量のあるトレーニングマシーンを置いても反発が強く沈み込みにくくなります。

普通のものより柔らかさは少なくなりますが、荷重がかかってもペチャンコになりにくいので劣化もしにくく強度も上がります。

値段的にも、2重構造のコルクマットと比較してもそれほど高額というわけでもありません。

ただ、トレーニング用なだけあって、カラーがそんなに選べなかったりします。

ブラック、グレー、ブルーなどが多く、明るい色でもネオンカラー系の原色でスポーティーな印象のものが多かったりします。

1年保証 トレーニングマット トレーニング用ジョイントマット 45cm 48枚セット 6畳分 259×344cm フロアマット フィットネスマット ベンチマット 保護マット ダンベル マット 筋トレ グッズ 室内 トレーニング エクササイズ ★[送料無料][あす楽]

感想(108件)

さいごに

コルクマットが劣化するとボロボロになってしまうのは、コルクの粒を接着して成型加工されているからでした。

強度の高いものをうまく選択したり、使い方を工夫したりすることで、劣化を緩やかにしたり、強度をできるだけ維持したりが可能になります。

最後に少し気になることを書いてしまいますが、強さにも影響する「接着剤」ですが、気になりませんか?

接着剤には人体に害のあるホルムアルデヒドを多量に放出してしまうものもあります。

コルクマットは赤ちゃんやペットの対策として使われることも多いのですが、有害物質の影響を受けやすいのも、赤ちゃんやペットだったりします。

安全性の高いものは、その商品が第三者機関でしっかりした検査を受けているかどうかで見極められます。

これはメーカー側の企業努力によるところで、そのメーカー自体の安全に対する意識の高さもそこから見ることができます。

ぜひ、安全であるというのを前提にして強度の高いジョイントマットを選んでいただけたらと思います。

タイトルとURLをコピーしました