赤ちゃんがタッチするようになると転倒することも増えます。
バランスを崩してペタンと尻もちをつきそのままの勢いで後ろにバタンと倒れて頭を打ち付けてしまったりします。
時には尻もちなしでダイレクトにこけてしまう場合もあるでしょう。
そのうち、ソファーなどで体を支えながら伝い歩きを始めるようになり、さらに何も持たなくても足が一歩二歩と前に出るようになると歩けるようになっていきます。
この伝い歩きからの歩き始めの頃、特にうちの子はよく転んだなという記憶があります。
できるだけ注意深く見ていても、「こんなに頭を打って大丈夫かな?」と心配になるくらい転んで頭を打つことが増えました。
どうしても赤ちゃんは頭の重さの比重が大きいので、転ぶと頭を打ち付けやすいのです。
そんなわけで転倒対策にラグを検討される方も多いですが、本当にそれでいいでしょうか?
確かにラグは大変種類も多く、赤ちゃんの転倒対策に適したものもあります。
しかし、ラグ以外にも便利なものがあります。
中でもジョイントマットは大変おすすめです。
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目次
赤ちゃんの転倒対策に必要な機能
そもそも赤ちゃんの転倒対策にラグを敷こうというのは、そのクッション性を期待してのことではと思います。
フローリングなどの硬い床に頭を打ち付けてしまうよりかは幾分かましだという発想からでしょう。
ラグでも厚みがあったり、毛足が長かったり、ウレタンフォームが下地に使われているなどクッション性が高められているものも多くあります。
ただ、ラグでクッション性の高いものは柔らかい肌触りや感触がウリになっているものが多いです。
正直、その柔らかさが赤ちゃんの転倒対策にマイナスになってしまう場合があります。
柔らかすぎるラグの赤ちゃんへの弊害
タッチしたてや、つかまり立ちしたて、歩きたての赤ちゃんにとって柔らかいラグは転倒した時には確かに柔らかく保護してくれる働きがあるでしょう。
しかし、立つ時や歩く時、大人でも柔らかすぎるものの上では立ちにくいですし歩きにくかったりします。
ちょっとラグが柔らいだけなら大人だったら何の問題もなく歩けますが、赤ちゃんだとそういうわけにはいかない場合があるのです。
これから歩こうとする発達途上の赤ちゃんは筋肉の発達もこれからですし、バランス感覚を養うのもこれからです。
そんな状態なので、ラグの長い毛足や、柔らかいウレタンフォームに足をとれらてしまって歩きにくくなり、つまづいてしまったり、バランスを崩したりしてこけてしまう可能性があります。
赤ちゃんの転倒対策のはずが、転倒の原因となってしまう場合があるのです。
赤ちゃんの転倒対策には適度なクッション性が必要
赤ちゃんの転倒対策に本当に求められるのは、適度なクッション性になります。
「硬すぎず柔らかすぎず」という適度さは、歩きやすさと転倒のしにくさに直結します。
しっかりと地面をとらえやすい適度な弾力性は、赤ちゃんの動きを促し発達にも良いでしょう。
さらに、もちろん、いざ転倒してしまった時にも優しく保護してくれるクッション性も必要です。
それをバランスよく備えているのがジョイントマットなのです。
ラグでも探せばあるけれど時間がとられてしまう
ラグはジョイントマットよりも種類が豊富ですし色々な特性を持ったものもあるので、探せばちょうど赤ちゃんの転倒対策にいい弾力や特性を備えたものを見つけることも可能でしょう。
ただ、種類が豊富な分、特性は一律ではなくバラつきがあると言い換えることもできます。
ですから、例えばネットで「ラグ 赤ちゃん 転倒」とワードを入れて検索をかけてみても、実に様々な特性を持った大量に見つかるでしょう。
その中から選ぶとなると、次から次にいいものが目についたりして、延々とネットサーフィンが続いてしまう場合があります。
それも楽しいのですが、子育て中の方にはその時間はなかなか取りにくかったりします。
その点、ジョイントマットだと多くの種類はあるものの、たいていの商品で基本的に同じような特性に絞られるので大変選びやすいのです。
しかもその特性は転倒対策のみならず、赤ちゃんがいる家庭には大変便利な特性になります。
ですので選択肢としては、そのジョイントマットの品質、デザイン、大きさ、枚数など、ラグに比べてごく単純なものだけになり、簡単に選びやすかったりします。
ジョイントマットの特性
次に、ジョイントマットで基本的に得られやすい特性について説明していこうと思います。
ここまでにも説明した通り、ジョイントマットは赤ちゃんの転倒対策に必要な適度なクッション性をラグよりもバランスよく備え、しかも、転倒対策以外にも赤ちゃんに重宝する特性を基本的に備えていたりします。
赤ちゃんがいると他にも防音対策、室温対策、衛生対策などが必要になったりしますが、それらの対策もラグよりもしやすかったりします。
次にそれぞれの対策にジョイントマットがどのような働きをするかを説明していきます。
防音対策とジョイントマット
ジョイントマットは赤ちゃんの転倒対策としてもクッション性を発揮しますが、そのクッション性や弾力性によって防音効果も発揮します。
例えば赤ちゃんがフローリングの硬い床で転倒してしまって頭を打ち付けてしまうと、ドンと音を立ててこぶができたりします。
そこにジョイントマットが敷いてあったとすると、転倒の衝撃を吸収してくれるので、頭を打ち付ける音もそれに伴い小さくなりますし、衝撃によるこぶも小さくてすんだりします。
このようにジョイントマットでは衝撃や振動を抑え、それと同時に、それに伴う音をも抑えてくれるのです。
ですから他にも、赤ちゃんばかりでなく生活する上で出る足音や、何かを落とした時に出るようないわゆる生活音の防音効果も望めるのです。
室温対策とジョイントマット
赤ちゃんがいるお宅では部屋の中に温度計や湿度計を設置して、正確に管理されていることも多いでしょう。
まだまだ赤ちゃんのうちは、うっかり暑すぎたりするとうまく体温調整ができなくて発熱してしまうこともあります。
寒すぎたりしても、同じように体温が下がってしまう場合もあります。
●ジョイントマットは冷暖房の効きをよくしてくれる
室温をできるだけ一定に快適に保とうと思うと、特に夏や冬は冷暖房で調整することになります。
ジョイントマットは断熱性があるので、冷暖房の効きをよくしてくれる働きがあります。
断熱性によって夏は冷房で冷えた空気に外気の暑さが影響しにくく、冬は暖房で暖かくなった空気に外気の寒さが影響しにくくしてくれるというわけです。
●冬の底冷え対策にもいい
赤ちゃんは床でお昼寝をしたり、遊んだりすることも多いですが、特に冬場ですと、床は大変冷え底冷えがしたりします。
ジョイントマットを敷いておくと、幾分か底冷えが和らいだりします。
最近では床暖房が普及し使われている方も多いですが、これだと使わなくても十分寒さ対策になったりします。
また、ジョイントマットでも床暖房と併用できるような耐熱温度を備えているものもあり、便利に使い分けすることも可能です。
ラグでは断熱性まで求めるとなると、やはりそれに特化したものも探す必要があり面倒だったりします。
衛生対策とジョイントマット
赤ちゃんがいる家庭で大変関心が高いのが衛生対策だったりします。
アレルギーや感染症を予防しようと思うと、部屋を清潔に保つことが不可欠だったりします。
また、赤ちゃんがいるとどうしても床が汚れやすくもなってしまいます。
よだれが落ちたり、ジュースやお菓子をこぼしたりということが日常茶飯事になり、部屋をきれいに保つ必要があるのに汚れやすくなるという事態になるのです。
●ジョイントマットは一部分だけを洗え交換もできる
ジョイントマットを敷いておくと、何かがこぼれてベトベトになってしまったら、その部分だけを外してそこだけ水で丸洗いすることもできます。
それでも汚れが取れなくて汚い場合は、その部分だけを捨てて新しいものに交換することもできます。
ラグだったら一部分が汚れて洗おうと思っても、全部をお風呂場などに運び洗う必要があるので大変です。
それでもとれなかったらそこだけ切り取って捨てるというわけにもいきません。
●ジョイントマットなら少しずつマメに掃除できる
また、清潔を保とうと日常的にマメに掃除をしようと思っても、赤ちゃんがいるとどうしても掃除しにくかったりします。
ジョイントマットだと一部分だけを簡単にはがして洗ったり、その下をもサッと掃除するということができます。
ですから、赤ちゃんの様子を見て「今ならできる!」という時にいつでも掃除ができるだけじゃなく、切りよくそこだけで掃除を完結さすこともできます。
ラグでも簡単に掃除できなくもないですが、例えば一度水洗いを始めたものを途中で終わらせるというのは難しく、あらかじめ掃除のための時間を取っておく必要があります。
そう考えると、パートナーやおじいちゃんおばあちゃんに赤ちゃんを見てもらえる時に掃除をしようということになりがちで、マメに簡単にすることは難しくなります。
●ジョイントマットは安全性の高いものも
他にも衛生面の心配と言えば、安全性ではないでしょうか?
赤ちゃんは何でも口に入れたり舐めたりしてしまったりします。
例えば下のジョイントマットだと、EVA樹脂が使われているのですが、EVA樹脂はガムの基盤となるガムベースとして使われたりもします。
また、ノンホルムアルデヒドの素材でもあり、さらにこのジョイントマットだと安全性を証明する検査もしっかりクリアしていたりします。
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さいごに
いかがでしたか?
赤ちゃんの転倒対策にはラグでももちろんいいのですが、赤ちゃんの発達であったり衛生面であったりと色々なことを加味すると、ジョイントマットが大変便利だったりします。
ですので、ぜひジョイントマットをおすすめしたいのですが、
「やっぱりラグがいい!」
という方もいらっしゃるでしょう。
そういう場合にも今回説明したように、赤ちゃんの転倒対策のみならず、防音対策や室温対策や衛生対策を意識していただき、より便利なラグを探していただけたらと思います。
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