コルクマットはキッチンでなくても、リビングであったりダイニングであったり子供部屋であったり洗面所や脱衣所、トイレなどでも使われています。
ウチはリビングとキッチンに使っていましたが、特にキッチンでの使い勝手が良くていまだに交換を繰り返しながら使い続けています。
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料理の嫌さが末期的な人に
私の場合コルクマットを使う前は、キッチンで些細な苦痛がありました。
でも、あえて無視状態で過ごしていました。
そんな日々が続くと麻痺してしまい、そもそもの苦痛は意識に上らなくなっていました。
が、それと同時に着実にどんどん料理を作るのが嫌になっていきました。
苦痛には無頓着になっているので、わけもわからず単に
「なんでこんなに料理が嫌いなんだろう。私は不甲斐ないな。」
と自分を責めて落ち込んでいたのです。
その時、実は、すでに些細な苦痛は毎日毎日積み重なり大きな苦痛になっていたのでした。
その結果として料理までをもさらに嫌いになっていたのです。
自分のことを後回してしまう
子供や大事な人のためだったらちょっとしたことでもすぐに改善したりしますが、こと自分のこととなると後回ししたり我慢したりしてしまう・・・
決して私だけではありませんよね。
今これを読んでくださっているあなたもそうではないですか?
みなさんの中にも、最近、料理が末期的に嫌だなと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
何か小さな苦痛を無視してはいませんか?
私の場合、コルクマットを敷いてから徐々にキッチンに立つ機会も増え、料理も前ほどは嫌だと感じなくなり今では好きになりました。
ガラッと全てがすぐに完璧になることはないけれど毎日を少しずつ良くしていく、コルクマットはそのための力になってくれました。
キッチンでの苦痛
キッチンでの些細な苦痛は、実際にコルクマットを使い始めた時に改めて気付かされました。
正直、苦痛を改善するためにコルクマットを敷いたわけではなく、キッチンマット代わりになんとなく使い始めただけでした。
特に何を期待していたわけでもなかったのですが、使い始めるとその前とはうってかわって快適になりはじめました。
それで今までどれほど苦痛だったかに気付きビックリしたわけです。
苦痛① キッチンの床が汚い
以前はキッチンに2畳分ほどの白黒のトリコロールカラーのビニールのラグのようなものを敷いて、その上に普通のオフホワイトのワッフル生地のキッチンマットを敷いていました。
最初こそはオシャレで綺麗で満足していましたが、そのうちトリコロールカラーの白に油汚れでしょうか、とれない汚れが付きだしました。
さらに、ワッフル生地の凹凸にゴミなんかも溜まりだし、どんどん汚くなっていきました。
マメに掃除機をかけたり洗ったりしていましたが、どうしてもすっきりと綺麗にならない状態になってしまいました。
汚くなりだすと私の悪い癖が出てしまって掃除も以前ほどやる気がでなくなり、うっすらと汚いままを維持することになってしまいました。
子育てに仕事に忙しく疲れてもいたのも拍車をかけていたと思います。
しだいにキッチンにいるのに楽しさがなくなってきて、ただただしなければならないことをこなす作業場でしかなくなってしまったのです。
そうなるととにかく時短時短で美味しさとか楽しさとか後回しにしてしまっていました。
「もう、作りたくないな。」とすら感じました。
まずキッチンマットが必要なくなる
そんな時なんとなくの思い付きで、汚くなってしまったビニールのラグとキッチンマットを処分し、いよいよコルクマットに替えたのですがいきなり違いに気付きました。
以前使っていたビニールのラグは水には強いのですが、濡れると足で水分を踏んずけてしまい不快でした。
ですから、必ずキッチンマットも必要でした。
コルクマットに変えると、水にも強いのですが表面に細かな凹凸があるのでキッチンマットのように滑りにくく、多少の水はねくらいならバタバタしているうちに乾いていました。
カサカサの足が吸い取ったのかしら!?
そんなわけでコルクマットを敷くと、キッチンマットを敷く必要を感じませんでした。
ですので汚れものも減り掃除が簡単になりました。
コルクマットに替えたら掃除機がかけやすくなった
また、以前よりもずいぶんキッチンの掃除がしやすくなったのを実感しました。
ラグやマットはどうしても掃除機の吸い込む力が強いと、うまく端っこを足で踏んだりしないとノズルについてきたりして掃除がしにくです。
ウチでは極厚のわりとしっかりとしたコルクマットを使っているのですが、それだとそういうことがなく掃除機がかけやすくなりました。
コルクマットはどけやすいのもポイント
前にビニールのラグを敷いていた2畳分ほどのスペースに今はコルクマットを敷いているのですが、同じ広さでもどけやすさがずいぶん違います。
ビニールのラグをどけての掃除はめんどう
ビニールのラグだと、まず掃除機をかけてからソロッとはがし、とりあえずベランダに持って行ってかけておいて、その間に床に掃除機をかけて、その後モップをかけてという手順で掃除をしていました。
はがす前にあらかじめ掃除機をかけていても、ソロッとしないとどうしてもはがす時にキッチンにホコリが舞ってしまいます。
さらに、ビニールのラグの裏側にも髪の毛やホコリなんかがついてしまっていて、それを掃除機で吸う手間も必要になります。
家の中でバサバサしたくないので、ベランダにひっかけたまま裏っ返したりもして掃除機をかけるのがかなりめんどうでした。
コルクマットはピースごとにはがせる!特に大判がおすすめ
コルクマットに替えたらピースごとにはがせるというのがめちゃくちゃ便利に感じました。
さらにウチは大判のものを使っているのですが、ピースが少なくはがすにもまた敷くにも扱いやすいのでおすすめです。
掃除の仕方としては、同じようにまずは掃除機を全体にかけてから一枚一枚床に掃除機をかけながらはがしていきます。
で、同時にコルクマット自体の裏面もその場でサッと掃除機をかけます。
これがけっこうミソです。
コルクマット自体がすぐに綺麗にできるので、とりあえずベランダに持って行くという手間がいらなくなりました。
ピースごとに細かくもなるので、重ねてキッチンの隅に立てかけておいて床の掃除もできるのです。
コルクマットは洗いやすい
さらに、コルクマットの汚れが気になる時は雑巾で水拭きもできます。
キッチンはベトベト汚れが付くことが多いですが、これだけでけっこうサラサラになります。
さらに丸洗いもできます。
私はたまにお天気のいい日を狙って丸洗いをします。
ほんとにたまにですが。
丸洗いするとスッキリしますが、必ずしっかり陰干ししないといけないのでお天気の良い日しかできません。
立てかけて干すと反りが出てしまったりすることがあるので、ベランダの床に置いて干しています。
場所を取るので特に汚れたピースだけを丸洗いする感じです。
ビニールのラグだったらそこだけ洗うなんてことができなかったので、ずいぶん便利に感じました。
汚れたら交換
それにしても、長らく使っているとシミができたり、特にいつも濡れてしまうところだとカビのような汚れも見られたりします。
そうなるとその部分だけはもう捨ててしまって、新しいコルクマットに交換します。
そうやってキッチンで無駄なくいつも衛生的に使えるのです。
コルクマットは汚れが目立ちにくい
そもそも、コルクマットは汚れが目立ちにくいので、特に汚れやすいキッチンには助かります。
以前使っていた、白黒のチェッカーフラッグのビニールのラグは白い部分の汚れが目立ってしまって、ほんの少しのシミでもかなり気になってしまいました。
常に掃除を促すためには白も良いのですが、シミになってしまうといくら掃除をして衛生的にしても、見た目がどうしてもアウトになってしまいます。
コルクマットはいい意味で色味にムラがあるので少々のシミは目立たなかったりするのです。
コルクマットはオシャレ!
実際に私がコルクマットを気に入っている一番の理由はこれかもしれません。
なんせキッチンがオシャレな感じになります。
ナチュラルな感じが引き立ち、コルクマットを敷いてからキッチンの窓際にエアプランツを置いてみたり、パセリをコップにさして鮮度を保ってみたり、そういえばネギもやってます。
「そんなの誰でもやってるわい!」
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、料理嫌いだった私には相当な進歩なのです。
とにかくまあ、知らず知らずのうちにそれまでになかったオシャレでナチュラルなキッチンライフを送るようになりました。
苦痛② キッチンの床の冷たさ
キッチンで直接的に体にこたえた苦痛は「床の冷たさ」でした。
断熱材が入ってるはずのフローリングのキッチンですが、まあ、ひどい底冷えがします。
床暖のあるお宅ならまだマシかと思いますが、床暖が効き始めるまでは辛かったりするのではないでしょうか。
冬の朝のあのキッチンの底冷えはなんなんだ!
寒い冬の朝、布団から出るに出られず二度寝に突入し、でも
「起きなきゃまずい!」
と思って寝ているので、見事に起きて朝食を作る!・・・という夢を見たことがあります。
キンキンに冷えた床をスリッパも履かない素足で踏みしめ、修行僧のように耐えながら卵を割る・・・
そんな夢です・・・悪夢です・・・
こんなことではいけないと気力を振り絞り温かい布団からなんとか本当に起きだして、起きたての生暖かい体でキッチンに向かいます。
キンキンに冷えたキッチン。
その床はお約束通りの底冷えです。
夢を合わすとすでに本日二度目の底冷えです。
冬の夜の食器洗いが億劫になりかけるとキッチンが乱れる
キッチンの底冷えがこたえるのは朝だけではなく夜中もキツかったりします。
バタバタとしていてどうしても食器洗いが夜中になってしまう時もあります。
冬の夜中の寒さもかなりのものです。
リビングダイニングキッチンみたいに全部がつながっているお宅ならまだ温かいままかもしれませんが、別になっているお宅ならなおさらです。
ウチは、つながっている間取りではありますがリビングスペースと距離があるので、けっこう冷えていたりします。
「寒いから食器洗い明日にしよう」と片付けないまま寝てしまうと、そこから歯車が少しずつ狂いだして汚れた食器がシンクにあふれがちになり、徐々に範囲を広げながらキッチンが汚れていきかねません。
コルクマットを使ったら「ヒヤッ」がなくなった
冬は特にこのような毎日を送っていたのですが、コルクマットを使ったとたんあの「ヒヤッ」とするのがなくなりました。
使う前と比べると雲泥の差だったので「温かい」とすら感じました。
もちろん、コルクマットそのものが温かくなるわけではありませんが、保温性が高いので表面の温度が下がりにくいのです。
さらに中でも芯や裏面がEVA素材のものだと断熱性も高くなり、床下の基礎から伝わってくるような底冷えを防いでくれる効果があります。
また、その保温性の高さと断熱性から、暖房器具の効きを高めてくれます。
逆に暑い夏であっても、同じような効果が期待できるので、冷房の効きを高めてくれたりもします。
私は冬の床の「ヒヤッ」がなくなるだけでずいぶんキッチンに立ちやすくなりました。
料理も食器洗いもキッチンに立ってこそできるので、それらへのハードルも低くなりました。
「冬でも素足派」の需要にコルクマットが応えてくれた
実は私は寒がりの末端冷え性ですが靴下があまり好きじゃなく、家にいる時はほとんど素足です。
もちろんキッチンでも素足でいたかったりするのです。
一応、冬用のモコモコの靴下やルームシューズも持っていますが、気が付いたら脱いでしまっています。
「そりゃ寒い日は冷えるだろう!」
とつっこまれてしまいそうですが、私の友達にも同じような素足好きがけっこういます。
暖房も嫌いという友達はしもやけまで作ってしまっています。
このように、靴下が嫌いという人やそれにプラスしてナチュラル志向の人って一定数いるんじゃないかなと思います。
冬になるとどこのお店でも身に着けるあったかグッズを売り出すのですが、私たちのような寒がりだけれど素足が良いという人のためを大々的に謳った商品ってそうありません。
コルクマットは実はそういった人向けの需要が見込める商品じゃないかなと思います。
実際、私の個人的な感想ですが、コルクマットの上にさえのっていたら冬でも素足で問題ありません。
もちろんそれなりに冷たいですが許容範囲です。
足触りもサラッとしていて硬すぎず柔らかすぎず、なんとも心地良いのです。
ものとの出会いで変わる
我ながら単純だなと思いますが、キッチンが綺麗になったり、オシャレになったり、居心地が良くなったりすると楽しくなるので、料理にしても掃除にしても意欲が湧くようになりました。
なんせ綺麗を保ちやすいので掃除にかかる時間は少なくなりましたが回数が増えました。
冬でも底冷えがマシなのでキッチンに立つのもそれほど苦痛じゃなくなりました。
前は汚くて寒い地獄のように思えたのに、今はお気に入りの場所になってキッチンにいることが増えました。
そうなると料理に時間を割くようになっていつしか料理好きになりました。
前は料理は作業としか捉えられなかったのに、いつしか楽しさを感じリフレッシュの手段にもなったのです。
今考えると何か自分が変わるきっかけが欲しかったのかなと思います。
別にコルクマットじゃなくても良かったのかもしれません。
ましてや、みなさんにはもっとふさわしいものがあるのかもしれません。
でも、私の場合コルクマットを敷いたのが良いきっかけになりました。
さらにコルクマットの功績が!
私の2大苦痛がコルクマットで解消されたのですが、さらに便利なところがあるので紹介しておこうと思います。
コルクマットで調理家電の音が静かに
うちはキャスターの付いたキッチンカートにフードプロセッサーとパン焼き機を置いているのですが、それらを使う時はコルクマットの上に移動させます。
調理家電ってけっこう音とか振動がすごいですよね。
パン焼き機なんかもこねくり回してる時の音なんてモーターがグイングインいっていたりします。
コルクマットは振動や衝撃系の音の防音に効果があるのですが、実際に若干振動や音がマシになるような気がしています。
マンションなどの集合住宅に住む人は、近所迷惑をあまり気にせず調理家電を使いやすくなるのではと思います。
足音なんかにも効果があるのでなお良いでしょう。
食器を落としても簡単には割れません
コルクマットは先ほども少しふれましたが衝撃吸収性があるので、例えばコップを落としたとしてもフローリングの床とはわけが違います。
コップの耐衝撃性にもよりますが、イメージでいうならフローリング床でバリンッとなるところが、コルクマットではスンッといった感じです。
え?わかりにくいですか??
実際にウチであった例を出すとガラスのボールを調理台から落としたことがあって、瞬時に
「割れる!!」
と思いましたが意外と割れませんでした。
そのボールはいただきものでしっかりしており、ケチな私が買うような代物ではなかったというのもあるかもしれませんがそんなこともありました。
さいごに
私はいわゆる「ずぼら主婦」です。
気を抜くとすぐに楽な方に流れてしまいます。
そんな不甲斐ない自分との付き合いの中で、「ものとの出会い」が大変助けになってくれることを実感しています。
ものが大好きでこのようなブログを書いているのですが、ものによって何かを「少し便利に」「少し良くする」だけで、
わらしべ長者のようにどんどんラッキーが大きくなっていくということを特に皆さんにお伝えしたいなと常々思っています。
「少し」というのがキーワードです。
「少し」だと自分にも周りにもお財布にも環境にも、ひいては地球にも優しい。
最後は規模が大きくなりましたが、あんまり欲張らずにちょっとずつ良くする。
そんな私たちの毎日にちょうどいいのが、例えば今回紹介したようなコルクマットだったりします。
今回は実体験を交えてお恥ずかしいお話も書きました。
以前の私と同じような思いを抱えた方には必ずしもコルクマットでなくてもいいので、何か気になるものを新たにキッチンに導入してみるという手もあるかなと思います。
それをきっかけにみなさんのお料理のレパートリーも増え、笑顔も増えるといいなと思います。
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