コルクマットとジョイントマットしっかり比較しましたか?

コルクマットを買おうと思っても、ジョイントマットを買おうと思っても、その傍らにはいつもそれぞれの存在があったりします。

お店でも同じ並びに並んでおり、大きく使い道が異なるわけではないはずです。

気になりつつも、イマイチ、どっちがどういいのかピンと来なかったりします。

ですから、とにかくカラーとかサイズがちょうどいいのを選んで買うというのがよくあるパターンではと思います。

しかし、みなさんも覚えがあると思うのですが、なんとなく選んで買って帰って実際に使い始めてみると、「え!こんな感じになるの?聞いてないよ~」なんてことになったりします。

コルクマットとジョイントマットを比較してみるとぶっちゃけ大きく違わないところも多いのですが、実は大きく違ってくるところもあって、使い道によってはそれが利便性を分けてしまったりします。

そんなわけで今回は購入前にあらかじめ知っておいた方がいい点を、比較することであぶりだしていきます。

それほど大きく違わないところ

それでは最初に、大きく違わないどちらにも備わっているような性能などを説明していきます。

もちろん、素材の種類や品質によってはこの限りではないのですが、わかりやすいように一般的な下のコルクマットとジョイントマットを例にとってみます。

コルクマットの表示を見てみると

コルクマットだと材質の表示では次のように書かれています。

  • 表面:コルク
  • 裏面:EVA

さらに、厚さの表示には次のようです。

  • ラージ:約11㎜(コルク1㎜、EVA10㎜)
  • レギュラー:約8㎜(コルク1㎜、EVA7㎜)

つまり、厚さのあるEVA樹脂の表面に薄いコルクシートが貼られているというわけです。

EVA樹脂とはよくビーチサンダルやバスマット、オモチャなどの他、意外なところではガムの基盤となるガムベースにも使われてる合成樹脂です。

「ラージ」とか「レギュラー」とありますが、これは、コルクマットやジョイントマットは1枚づつをパズルのように並べて敷いていきますが、その1枚あたりの大きさを表しています。

このコルクマットの場合2種類から選べるということです。

ラージだとEVA樹脂が厚くなり、レギュラーだと薄くなりますが、コルクシートの厚さはいずれも1㎜で変わりません。

一方、例のジョイントマットだと材質の表示はEVAとだけ書かれていて、厚さのところもラージであってもレギュラーであっても12㎜です。

実は素材は大きく変わらない

つまり、例のコルクマットとジョイントマットの素材の大部分は同じEVA樹脂でできています。

もちろん他にもPEなど他の素材のものもありますが、多くのコルクマットでジョイントマットと同じような素材の表面にコルクシートが貼られている構造になっているのです。

中にはコルクが100%使われている高級で高品質なものもありますが、よく見られるもののほとんどが先ほど説明した2層になっているものです。

合成樹脂は安価で加工もしやすく、コルクマットに求められる特性もいくつか持ち合わせています。

ですので、比較的手に入れやすいお値段の2層になったものの需要が多いのではと思われます。

コルクマットもジョイントマットも持つ特性

大部分で同じような素材が使われているので、その特性のいくつかも大きく変わらないというわけです。

弾力性、防音性、断熱性などはほとんど変わりません。

これらに対しては、コルクマットであるかジョイントマットであるかというよりも、その厚さによるところの方が大きくなります。

よくあるので1㎝前後の厚みですが、極厚と呼ばれるもので2㎝前後の厚みになります。

極厚だとよりこれらの性能が上がるでしょう。

また、他にも素材の違いによっては大きくこの差が出ることがあります。

激安なものが売られていたりもしますが、中にはスカスカのスポンジのようなものが使われている場合もあり、それだといくら厚みがあっても意味がありません。

しっかり素材をチェックするようにしましょう。

安全性もそう変わらない

安全性についても、それほど大きくは変わりません。

例のコルクマットにもジョイントマットにも使われているEVA樹脂ですが、これは塩素を含まず燃やしてもダイオキシンが発生しないような環境に優しい素材としても知られています。

また、ガムベースとしても使われることがあると説明しましたが、ノンホルムアルデヒドであるなど環境ホルモンを含まない素材としても知られており、お子さんやペットが多少口に入れてしまったとしても安全だと言えます。

さらに、例で紹介したものは、ノンホルムアルデヒドについて検査機関での試験にクリアしており安全性が証明されています。

安全なはずの素材ですが、正直、すべてのものがそうであるとは言い切れず、品質の悪いものを手にしてしまう可能性も捨てきれません。

ですので、検査しているかどうかというのも比較のポイントになるのではと思います。

コルクの安全性は?

例のもののEVA樹脂の安全性はわかりましたが、コルクシートの安全性はどうでしょうか?

結論から言うと例のだと安全性は変わらないと言えますが、他のものについてははっきりとは言い切れません。

コルクシートは、ワインの栓などをくり抜いた後の端材をさらに細かく砕き、接着剤と混ぜて形成加工されます。

コルク自体はコルクガシと言われる木の樹皮なので安心な天然素材ですが、気になるのが接着剤ではないでしょうか?

コルクシートとEVA樹脂をくっつける時にも接着剤は使われるでしょう。

接着剤については世界的にも問題視されており、安全なものが使われる風潮にはありますが、正直どんなものが使われているのかというのははっきり把握できないことが多いでしょう。

ただ、安心材料として、例えば例のコルクマットの場合ですとやはり、検査機関での検査がしっかりなされていたりします。

しかもSGSという世界的な検査機関と、MGSLという日本の検査機関の2か所の検査をクリアしており、ホルムアルデヒドや他の有害物質なども検出されていないことが証明されています。

やはり検査されているかどうかということは大きな比較のポイントになるでしょう。

大きく違いがみられるところ

次に比較してみて違いがみられる所を説明していきますが、それはコルクシートがあるかないかの違いによるでしょう。

コルクシートの特性を活かせるか、EVA樹脂の特性をそのまま活かせるかということになります。

①デザイン性や風合いを比較

まずわかりやすいのが、パッと見て分かるようなデザイン性や風合いの違いです。

コルクマットは合成樹脂には得られないような、天然の樹皮のそのままの優しい色味と風合いを持っています。

ナチュラル系のインテリアを好まれる方にはうってつけとなります。

それと比較するとジョイントマットに天然の風合いを求めるのは難しいですが、コルクマットよりカラー展開が豊富になるので、色んなインテリアに合わせやすかったりします。

また、柄物も豊富に出てきており、よく見られるのが下のような木目柄のものです。

木目柄だとナチュラル系の方にもいいかもしれません。

他にも珍しいもので北欧風のテキスタイル柄であったり、キャラクターが柄になっているものもあります。

②肌触りを比較

また、違いが大きいのは表面の肌触りになります。

コルクマットやジョイントマットはお子さんやペットのために使われることも多いので、肌触りを特に重視して選ばれる方も多いでしょう。

コルクマットはやはり天然の優しくさっぱりした肌触りです。

コルクは多孔質と言って、顕微鏡で見ると細かい孔が無数に開いています。

さらに、シート状にしても表面が細かく凸凹しています。

これらの孔や凹凸によって、例えば多少汗をかいてベタベタしてしまった足でその上を歩いてもベッタリ足がくっついてしまいにくく、さっぱりとして感じたりします。

一方、ジョイントマットは表面に凹凸がなくツルッとしたものが比較的多いので、同じような条件ではベタついたように感じる場合があります。

③耐水性を比較

例のコルクマットとジョイントマットだと、裏面のEVA樹脂の耐水性は同じでしょう。

EVA樹脂は水に強いのでビーチサンダルなどにも使われます。

水分をこぼしてもそれを通さないので、サッと拭き取ることもできます。

コルクも水に強い性質を持っているので、ワインの栓などにも使われているのですが、耐水性の高さで言うとEVA樹脂の方に軍配が上がるかと思います。

コルクマットの上に水をこぼしてもすぐに拭き取ったなら問題ありませんが、こぼれたまま長時間放置してしまうと、少し湿り気を帯びてしまったりします。

またコルクは水は通しませんが、湿気は通す性質があります。

天然の木などには湿気が多い時はそれを吸収し、少ない時には放散するような調湿効果を備えていたりします。

コルクもやはりそれを備えており、合成樹脂だけのジョイントマットに比べると比較的調湿効果があるということもできるでしょう。

④掃除のしやすさを比較

②と③のことから、コルクマットとジョイントマットでは掃除のしやすさや方法などが変わってきます。

コルクマットの掃除の仕方

コルクマットだと細かい凹凸が多くなるので、お掃除シートやモップなどでの掃除にはあまり向きません。

どちらも水分を含ませての湿式掃除なら効果はありそうですが、基本的にチリやホコリを乾いた掃除用具を使って絡めとるという方法は向かないでしょう。

無理にしてしまうとホコリなどをよけいに押し込んでしまったり、お掃除シートなどの繊維の毛羽立ちが付着してよけいに汚くなってしまう場合があります。

ホコリなどに対しては掃除機などで吸引するのがベストです。

汚れがあったなら、硬く絞った雑巾で軽く拭き取る程度にしておくといいでしょう。

コルクマットも水への耐性はあるので水で丸洗いも可能ですが、その後しっかり干さないとカビが生える恐れがあります。

また、干し方も平らなところに陰干ししないと、2層になっているコルクマットは特に反りや変形などがでやすかったりします。

水を使った掃除をしょっちゅうするのは劣化を早めてしまう可能性があるのであまりおすすめできません。

どうしても汚れがひどい時だけに留めておくといいでしょう。

ジョイントマットの掃除の仕方

比較的ジョイントマットの方が掃除はしやすいと言えます。

お掃除シートもドライのものでも使いやすいですし、もちろん掃除機も使えます。

ただ、掃除機の吸引力が強すぎると、表面の凹凸などがあまりない分コルクマットよりも掃除機に引き込まれてしまいやすくなるでしょう。

絞った雑巾を使うのも問題ないですし、丸洗いしてもコルクマットよりも乾きやすいですし、反りなども比較的出にくいです。

しかし、反りや変形が全くでないわけではないので、やはり干すときは陰干しして劣化を早めないようにしましょう。

⑤耐熱温度を比較

④で干すときに陰干ししないといけないと書きましたが、それは実はEVA樹脂のウィークポイントにも理由があります。

EVA樹脂はどうしても高温には弱いです。

直射日光などにさらされて高温になると、変形してしまうなど劣化が起こる可能性があります。

ですが、コルクマットもジョイントマットも家の中で床暖房などと一緒に使われる方もいらっしゃるでしょう。

そういった場合気になるのが耐熱温度です。

どちらも床暖房などがOK

例に出したコルクマットだと耐熱温度が60℃、ジョイントマットでは70℃でした。

いずれもMGSLでJISの耐熱試験を準用した結果、証明された耐熱温度になります。

一般的な床暖房やホットカーペットで表面温度が20℃~45℃ということなので、どちらも問題ないという結果になります。

しかし、10℃の差があります。

高温に対する耐性の違い

10℃もコルクマットの方が耐熱温度が低いのは、高温に対する反応がコルクシートとEVA樹脂とで違い、その反応の違いから変形や反りなどがでやすいからでは思われます。

実は、特にコルクマットを日向に干すと良くない理由がこれになるので、そう推測したわけです。

もしかしたら他にも理由があるかもしれません。

いずれにしても、床暖房などに使うにはどちらも問題は少ないものの、高温に対する耐性で考えるとコルクマットの方が若干低くなると言えます。

また、耐熱温度以下だからと、長期間暖かいところで使い続けると劣化を早めてしまうの可能性があるので注意が必要になります。

コルクマットもジョイントマットも冬の底冷えを防止できるので、節約のためにも床暖房や電気カーペットを使わない時間があってもいいかもしれません。

⑥値段を比較

値段の違いは枚数が少ないセットだとそれほど気になりませんが、枚数が多いセットになるにしたがってその違いが大きくなってしまいます。

価格については例のものであっても何でも変動する可能性があるので、あくまで大雑把に一般的な商品という解釈で、1枚の大きさが30㎝×30㎝のものを比較してみます。

<約1畳の18枚入りセット>

コルクマット・・・1980円

ジョイントマット・・・1580円

<約8畳の144枚入りセット>

コルクマット・・・13980円

ジョイントマット・・・9380円

この場合だと、コルクマットの方が約1畳で400円高く、約8畳だと4600円も高くなりますが、あくまで大雑把な数字になるので、一概には言えません。

まとめ

コルクマットとジョイントマットを細かく比較しましたが、いかがだったでしょうか?

できるだけ客観的な情報から説明しようと試みましたが、どうしても私自身の経験からの感覚も入ってしまいました。

人によれば、例えば防音性はコルクマットの方がいいという話もちらほら聞かれたりします。

しかし、客観的な目で見ると、コルクマットの表面のコルクシートの厚さは1ミリ程度の薄いものが多く、それがジョイントマットと比較してどれくらい影響するのかということの検証がどこかでされているわけでもありません。

ここで私が使ってきた感覚を持ち出して考えてみると、影響があったとしても少しで、それほど大きな差はないなという風に感じました。

しかし、人によればまた違った感覚なので、違った説明になるでしょう。

また、もちろんコルクが100%使われているものや、より防音効果の高い素材が使われているものだとその限りではありません。

中でも大きく違ってくるのが、『違いがみられるところ』で触れた①~⑥で比較した項目です。

これを選択のポイントにして選んでいただけると失敗が少ないのではと思います。

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