賃貸の部屋に住んでいるとなかなか大掛かりなリフォームをするというわけにはいきませんが、最近ではDIYで大きくその印象を変えるのに成功している人がいます。
もちろん専門業者の方のように、完ぺきな仕上がりや複雑な造形などは期待できないかもしれません。
しかし、DIYだと自分でするので費用も安く抑えられますし、そもそもプロの方のようにするのは難しいので簡単な方法でしか行えず、それほど手間もかかりません。
目次
賃貸の部屋でネックになること
賃貸の部屋の印象をDIYで大きく変えようと思う時ネックになるのが、部屋の構造を変えられない、穴を開けられない、傷をつけれない、色を塗れないということだったりします。
借りものですので当たり前ですが、退去する時に最初の入居時と同じ状態に原状回復できなければいけません。
しかし、逆に考えれば穴を開けず傷をつけずに退去の際に元通りに戻せるのなら良いわけです。
皆さんもご存知かもしれませんが、最近のDIYブームで賃貸の家に対応した便利なプチリフォームグッズがたくさん売られています。
例えば、床から天井までピッタリの高さの棚を作ろうという時でも、棚の支柱となる柱の両端にはめ込んで調節するだけで突っ張り棒のようにしっかりとつっぱり、天井や床にネジ穴などを開けることなくしっかりとした支柱が立てらるものもあります。
壁紙にしてもはがせるものもありますし、フローリングにしてもカーペットのように簡単に設置するだけで、退去の際ははがせるものも多くあります。
部屋の印象を大きく変えるには
このように便利グッズを使えば賃貸の部屋でも簡単にお安くDIYで行えるプチリフォームですが、より大きく部屋の雰囲気を変えようという時、やはり、壁紙と床を変えるのが最も効果的でしょう。
私たちは食事の時も料理だけでなくその食器によっても食を楽しみますが、部屋にとっての壁や床はまるで食器のような働きをするのです。
だし巻き卵一つとってみても白いお皿に盛られているのと、カラフルな伊万里焼に盛られているのとでは全く印象が異なります。
いつも使っているベッドやソファーも壁や床が変わることでガラッと印象が変わるのです。
賃貸の床のDIYに使える5つ
中でも今回は特に床のDIYについていかに安く簡単に仕上げるかということについて説明していこうと思います。
賃貸の部屋なので接着剤もテープも使わず固定せずに使える次の5つを紹介していきます。
①ウッドカーペット
②フロアタイル
③フローリングの床材
④クッションフロア
⑤ジョイントマット
価格帯はいずれも同じくらい
「安さ」についてですが、だいたいこれらの方法だと例えば6畳の部屋で15000円~30000円前後といったところでおさまるようです。
もちろん品質や素材などによってそれ以下になったり、それ以上になったりする場合もありますが、リフォーム会社にお願いして床を変えようとすると、安くても50000円以上はかかってきそうなので、かなり安く抑えられることになります。
中でも安めだなと思うのがジョイントマットとクッションフロアです。
選び方によれば6畳の部屋でも15000円以内におさめることもできそうでした。
安さとは?
①~⑤で実際の値段帯はそれほど大きくは変わらなかったりしますが、それを高く感じたり安く感じたりするのは単に値段だけでなく使い方が影響したりします。
例えば長くずっと使い続けたいという時、品質が高く耐久性のあるものだと多少高くても安く感じるでしょう。
逆に近い将来転居がはっきりしており使い続けることが困難な場合は、どちらかと言えば品質より安さに重きが置かれるので、上記のものだとより高く感じます。
そういった視点で、自分はどういった使い方を望むのかということを念頭に置き「安さ」をとらえていただけたらと思います。
それでは次に、それぞれについて詳しく説明していきます。
①ウッドカーペット
まずウッドカーペットを敷く方法ですが、これが一番素人が敷くには簡単で収まりも見栄えも良く部屋の印象をガラッと変えれる方法だと思います。
カーペットのように敷けるフローリングになっており、クルクル巻かれたロール状のものを敷いていく形になります。
感想(2019件) |
メリット
- 敷きやすい
- 本格的なフローリングの風合い
- 畳の上など多少凹凸のある所にも敷きやすい
- 部分的に浮き上がりがしにくくしっかりしている
例えば次に紹介するフロアタイルの場合1ピースずつ敷いていく手間がかかりますが、ウッドカーペットはロール状になったものを広げていくだけなので誰でも簡単に敷けます。
簡単に本格的なフローリングと遜色のない床に変えられるのです。
また、一枚ものになっているので部分的な浮き上がりの心配が少ないです。
しっかり安定感があり長く使い続けることができるでしょう。
デメリット
- しっかり部屋の寸法を測りそれに合うものを見つけるかオーダーする必要がある
- 運びにくい
- おおむね敷きっぱなしになるのでウッドカーペットの下のカビやダニなどの心配がある
のこぎりお持ちですか?
ウッドカーペットでも自分でカットできないわけではありませんが、カットしようと思うとのこぎりなどの道具も必要となります。
電動のこぎりなどをお持ちだと良いのですが、そうではない場合はかなりの労力が必要になります。
そう考えるとあらかじめ注文の際にピッタリのサイズのものを選ぶというのが大切になってきます。
必ず実寸を測るべし!
例えば6畳間と一口に言ってみても、江戸間であったり本間であったり地域によっても建物によっても寸法のとり方が変わったりします。
また、例えば同じ江戸間でも実際は数センチ違うという場合だってあります。
ですから、必ず自分で実際にメジャーを使って測ってみる必要があるのです。
で、それと同じものがあればラッキーですし、なければオーダーという形になりその分の別料金もかかってきます。
運ぶのが大変
ウッドカーペットの6畳のものですと、短い辺であっても260㎝とか285㎝とかになるのですが、ロール状に巻いた状態でも長さが最低それくらいはあるということです。
おまけに重量もおよそ30㎏ほどになるのでかなり重いです。
中にはどうしてもつなぎ目はできてしまいますが2分割して敷けるタイプもあって、それだと梱包も2つにできるので1つあたりが15㎏ほどになります。
それにしても、やはり、自分一人で買いに行って運んで帰るというのは難しかったりします。
ネット通販ですとその点基本的には玄関までは運んでもらえます。
敷くのは自分の仕事になるので、長くて重いものを家の中を運ぶということをあらかじめ想定して、通路やスペースを確保しておく必要があるでしょう。
敷きっぱなしでも大丈夫だろうか?
また、ウッドカーペットを敷くともうそのままになり、はがすのは退去の時という場合がほとんどでしょう。
それでも問題ない場合もありますが、もし、ウッドカーペットと床との間に湿気を持ってしまったりゴミがたまり続けたりしてしまうと、カビとダニの巣窟になりかねません。
特にカビの場合ですとフローリングの場合黒ずみが取れなくなったり、畳の場合ですと畳が傷んでしまったりする場合があります。
汚れや傷みがひどくなって自分で修復が困難になると、退去の際にそれらの修復代金や交換代金が別で発生してしまう可能性もあります。
たまにウッドカーペットをはがして掃除ができるのなら深刻になる前に気づけますが、なかなかそこまで手が回りにくくなるのが実情でしょう。
②フロアタイル
フロアタイルは1ピースずつを順番にタイルのように敷き詰めて敷いていきます。
①に比べるといよいよDIYといった感じの作業が必要になりますが、それほど難しいものではないことがほとんどです。
床にテープや接着剤で固定するものもありますが、賃貸の部屋に向くのはそれらが不要なタイプのものです。
1ピースのそれぞれの辺にオス・メスがありそれをジョイントさすことでピッタリと敷き詰めらるものや、裏面が吸着できる素材になっていてただ置くだけでいいというものもあります。
どうしても接着剤がいるフロアタイルを敷きたいという場合、貼ったりはがしたりができるテープもあるので敷けなくはありません。
フロアタイルにはフローリングのような木の床材風のものや、まさにタイルのような素材のものなど、デザイン性やカラーも豊富にあります。
感想(20件) |
メリット
- 手軽に敷ける
- 自分でカットできる
- デザイン性が高い
フロアタイルのいい点は自分でもカットでき大変扱いやすく簡単に敷きやすいところです。
メリットの中でもデザイン性の高さはフロアタイルの一番ポイントとなるところかと思います。
様々な素材を使ったりリアルに模したりしたものがありますし、カラー展開も柄も非常に豊富です。
設置自体は簡単ですが、その敷き方や並び方はパッと見た時本格的なものと遜色なかったりするので、本物志向でデザインを追求したい人にはうってつけかなと思います。
デメリット
- 突き上がりや隙間の心配がある
- 畳など凹凸がある床への設置は向かない
- カーペットの上には向かない
- おおむね敷きっぱなしになるのでフロアタイルの下のカビやダニの心配がある
特に広い畳の部屋には設置しにくい
けっこうピッタリと設置できますが、接着剤などを使わない場合どうしても突き上がりや隙間ができてしまう場合があります。
広い部屋に敷き詰める場合ですと特にその可能性が高まります。
さらに設置する床に凹凸があったり弾力があったりするとそれが顕著になったり浮き上がったりしてしまうので、畳の上やカーペットの上などは設置に向きません。
どうしても畳の上に設置したいという場合は、ベニヤ板などを敷いてから設置する方法もありますが、床に厚さが出すぎるとドアが開かなくなるなどのトラブルも考えられるのであまりすすめしません。
やっぱりどうしても敷きっぱなしに
ウッドカーペットでもそうでしたが、やはりどうしても敷きっぱなしになってしまったりします。
フロアタイルの種類によってはあまり敷いたりはがしたりを繰り返してしまうとよくないものもあります。
ですので、カビやダニの心配があります。
③フローリングの床材
実は私は賃貸ではありませんがこの方法を畳の部屋にとったことがあります。
ホームセンターでフローリング用の床材を買ってきて自分で敷きました。
凹凸のある畳の上に敷くのでしっかりした床材が良いと思ったからです。
本来ならば畳もはがしてしまって根太という基礎になる木を等間隔に固定してそこにしっかり釘なども打ち込んで張り付けていくのですが、私はそのまま畳の上に敷きました。
これから順番に説明していきますが、正直私の方法はおすすめできないかなと思います。
しかし、フローリングなどの平らでしっかりしたところに敷くならかなりしっかり敷けそうにも思います。
メリット
- 本当の床材なのでしっかりしている
- 見た目も本格的
フローリングの床材なので硬くてしっかりしています。
サネと言われるオスメスのあるつなぎ目もかなりがっちりとはまり安定感もあります。
見た目もなんらフローリングと遜色ありません。
デメリット
- 施工に道具がいる(電気のこぎり、スケール、ゴムハンマーなど)
- 手間がかかる
- 重い
- 分厚い
- 綺麗に設置するのは難しい
- 敷きっぱなしになるので下のカビやダニの心配がある
きっちり寸法を測ってうまく計算できるのならホームセンターで買った際にあらかじめ切ってもらって後は敷くだけという状態も可能かもしれません。
しかし、自分だけで地道にやってみようと思うと道具が必要になります。
まさにDIYといった感じです。
一枚当たりの重量もあるのでけっこう手間もかかります。
おまけにけっこう厚みもあるのでドアに引っかかって開かなくなる可能性もあります。
古い家に設置する場合は特に注意
私の場合、とても注意深く測って切って敷いていきましたが、古い家なので部屋自体に少しゆがみがありピッタリと隙間なく敷き詰めるのがどうしてもできませんでした。
なんとか敷きましたが、隙間ができてうまくサネがかみ合わない部分がありそこが浮いて引っかかります。
重たいフローリングを敷いてしまって、また外してその下の畳を掃除するというのはまず考えられないのでカビやダニの心配もあり、あまり人にはおすすめできないなと思いました。
④クッションフロア
クッションフロアはクッションシートともいわれますが、よく一昔前の文化住宅などの台所にも敷かれていたような塩ビのシート状の敷物になります。
しかし現在、昔の印象とはガラッと変わり、おしゃれなデザインのものが豊富に発売されています。
接着剤や両面テープを使ってしっかり張り付けて使いますが、やはりこの場合もはがせるものを使うと賃貸でも敷けます。
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メリット
- デザイン性が高く種類が豊富
- 自分でカットでき、軽量なので敷くのが簡単
- 比較的安く敷ける
インテリアにこだわりたい人におすすめ
クッションフロアは本当に種類が豊富で、ネット通販で見ているだけでもワクワクします。
フローリング風のプリントのものでも、よりリアルなものや、ビンテージ感たっぷりなもの、カラフルなものなど実に様々です。
模様のあるものですと、北欧のテキスタイルや昭和のレトロな雰囲気のものや、
エキゾチックなレンガ柄だったり色々なものがあります。
ちょっと人とは違ったものが欲しいというこだわりのある人にもおすすめです。
ハサミで切れる
また、クッションフロアの多くはハサミで切れるので、自分でも簡単に敷くことができます。
例えば柱が出っ張っている場合、床材だと柱の分を細かく切るのはかなり難しいです。
クッションフロアならどんな形状にも簡単にハサミで切れるので、複雑なところに敷くのにも向きます。
また、なんといっても軽いのであまり体力に自信のない人でも簡単にDIYできます。
デメリット
- ホームセンターなどではあまり種類がない
- かなりリアルだけどやっぱり本物とは質感が異なる
- 敷きっぱなしになるのでクッションフロアの下のカビやダニの心配がある
クッションフロアはネット通販では豊富に種類がありますが、近くのホームセンターなどではあまり種類がみられません。
ホームセンターから注文できないわけではないでしょうが、どうしてもネット通販より種類が限られるかなと思います。
また、例えばフローリング柄のクッションフロアはかなりリアルでものによっては凹凸まであったりしますが、やはり本物の木の質感と塩ビの質感では異なるので、ものによってはチープに見える場合があります。
リアルさだけでなく、カラーやデザイン性の際立つようなものを選ぶとチープさを感じることも少なくなるのではと思います。
他にも、やはり敷きっぱなしになることでもカビやダニの心配があります。
⑤ジョイントマット
色々検討してみて、賃貸の部屋に一番おすすめなのがジョイントマットです。
ジョイントマットは1ピースずつをパズルのようにつなげて並べていきます。
クッションフロアほどの豊富なデザイン性はありませんが、カラー展開も増えつつありますし、柄も様々なものが出てきています。
賃貸の部屋の場合、長期的に住み続けられる方もいらっしゃいますが、やはり基本退去の可能性もあります。
そういったことを考える場合、長期的にも短期的にも使いやすいのがジョイントマットだったりするのです。
感想(903件) |
メリット
- 自分でカットもでき、とにかく簡単に敷ける
- 比較的安く敷ける
- 部分的にも全体的にもどちらでも敷きやすい
- 好きなカラーを組み合わせて、好きな風に並べられる
- はがすのも簡単なのでジョイントマットの下の掃除ができる
とにかく手軽で簡単
ジョイントマットは比較的安く買えますし、扱いも大変楽です。
簡単に敷いたりはがしたりができます。
ビーチサンダルにもよく使われているようなEVA樹脂でできているものも多く、水にも強く軽量です。
簡単にカットもできますしどこにでも敷きやすいです。
必要なところにだけでも敷きやすい
また、ジョイントマットの場合はラグのように必要な部分だけに敷いても違和感がありません。
①~④で紹介してきたものの場合だと部分的に敷くのには向かず、どうしても敷きたい時は端に何らかのしまつをしないと難しかったりします。
ジョイントマットでもサイドパーツを取り付けたり、耳の部分をカットしたりとしまつすることもできますが、特に何もしなくても気にならなかったりします。
もちろん全体に敷き詰めることも可能です。
ですので、例えば模様替えや引っ越しの際に敷き方を変えようという場合でも、比較的バリエーションのある敷き方が可能になります。
工夫次第でおしゃれな敷き方も
同じ種類のジョイントマットの中から好きなカラーを組み合わせて自分の好きなように並べることができます。
例えば白と黒とを選んだ場合、チェッカーフラッグ柄に並べるのが定番だったりしますが、最近ですとボーダー柄に並べる方も増えています。
工夫次第で様々な組み合わせもできますし、色んな形にもできますし安く自由度の高いDIYアイテムとして楽しめます。
コルクマットもいい感じ
また、デザイン性もさることながら天然素材にこだわりたい場合は、ジョイントマットの中でも表面がコルクになったコルクマットを使うと良いのではと思います。
コルクは床材としてもありますが高級でお値段も高かったりします。
コルクマットだと安くでその自然な風合いを楽しめます。
掃除のしやすさがありがたい
掃除のしやすさで言っても他のものよりもダントツにジョイントマットが便利です。
部分的にはがしてその下を少しづつ掃除することも可能です。
もちろん全部一気にはがして掃除する場合でも、簡単にはがしたり敷いたりできます。
ですのでジョイントマットの下がカビやダニの温床になってしまう前にそれに気づくことができるでしょう。
また、何かをこぼして汚れてしまったらそこだけをはがして水で丸洗いすることも可能ですし、汚れが取れなかったら捨ててしまって新しいものと交換もできます。
デメリット
- ジョイントマットの下が汚れやすい
- 比較的耐久性が低い
- センス良く敷かないと生活感が出るかも
ジョイントマットの下にホコリやチリが
ジョイントマットは掃除もしやすいのですが、その下にどうしてもホコリやチリが入り込みやすいというデメリットもあります。
どうしてもジョイントするつなぎ目があるので、そこを通して下に入り込んでしまうのです。
例えばジュースをこぼしてしまったりしても、そのつなぎ目から下に流れ込んでしまったりします。
それに気づかないでいるとカビが生えてしまう恐れもあります。
ただやっぱり敷いたりはがしたりがしやすいので、他のものに比べるとトラブルがあっても放置してしまうことは少なくなるかと思います。
耐久性について
これについてもやはりものにもよるのですが、他①~④と比べて比較的耐久性については低い方だったりします。
ただ、例えばペットを飼っていて床が汚れやすいという場合だと、それを前提に床を考える必要があるでしょう。
耐久性も比較的高くしっかりしたウッドカーペットを敷いた場合だと、汚れが取れなくなったり傷ついたりしてもそこだけ交換というわけにはいきませんが、ジョイントマットなら可能になります。
ジョイントマットはそれ自体の耐久性は低いかもしれませんが、ピンポイントに交換を繰り返して使うことで新陳代謝を繰り返すようにして清潔の使い続けることができます。
同じようにできなくもないフロアタイルに比べても値段的にも安く予備のものをそろえやすいのでそういった使い方が大変しやすいのです。
子どもっぽくなるかも
ジョイントマットの場合、センス良く工夫できればかなりおしゃれにも使えるのですが、敷き方によっては生活感が出てしまう場合もあります。
例えばジョイントマットは小さな子どもの転倒対策や防音対策に使われることも多く、どうしても部屋が子どもよりな雰囲気になりがちです。
大掛かりであるほど不安要素が増える
DIYでは冒頭でもふれたように、プロの職人さんのようなきれいで完ぺきな仕事をするのは難しかったりもしますが、自分の頭をフル回転させて自由な発想で好きなようにできるところが大変魅力です。
私はそんなことから畳の部屋にフローリングの床材を設置するという大掛かりな方法をとってみました。
が、しかし、ボコボコと浮き上がってしまうところがあって足をはさんだこともありますし、床材の下のダニやカビのことを思うと不安もあります。
プロの仕事の場合だと安全面や衛生面もしっかり考慮されますが、DIYではその辺に不安要素があることも否めません。
プロ並みに器用に細かい作業ができる方なら、私のとったような方法でもうまくいくかもしれませんが、誰にでもおすすめできる方法でないことは確かです。
他にもはがせる接着剤を使う方法などもありますが、どうしても大掛かりになればなるほど危険や衛生面などのリスクは高まります。
そういったことを考えるとやはり、一番リスクが少ない方法がジョイントマットを使う方法かと思うのです。
さいごに
賃貸の部屋で床の雰囲気を変えるのに他にもいろいろ方法があるかもしれません。
普通にカーペットやラグを使うだけでもずいぶん印象が変わるでしょう。
賃貸の部屋は借り物ではありますが、住む人だけの大事なプライベート空間です。
部屋は心をも写すそうですが、そうであるならDIYで丁寧にコツコツと楽しく部屋を充実させていくことが、心の充実にもつながるとも言えそうです。
どうしてもリスクも付きまといますが、考えうる限りの安全で衛生的な方法で安心して住める素敵な部屋を作り上げていっていただけたらと思います。
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