コルクマットやジョイントマットの敷き方を紹介するページはたくさんあります。
もちろん私だってしっかり電卓や定規を使いながら、几帳面に敷いたこともありますし、そんな敷き方を皆さんにご紹介することだってできなくはありません!!キリッ!!
・・・と、前置きで言い訳しつつ、今回はここからが本番です。
ここからは、生来のテキトーさ全開でお届けしようと思います。
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コルクマットを敷くのは面倒な方は挙手を!
コルクマットは敷物の中ではかなり敷きやすい方ですが、それでも
「面倒だ!」
いや、「面倒そうだ!」
と感じる方は多いのではと思います。
何枚買えばいいのかわからない
だいたい、部屋全体に敷こうと思ったらコルクマットが何枚いるのかわからなかったりします。
コルクマットの説明に目安となる畳数などのサイズが書いている場合もありますが、それはあくまで目安です。
もちろんピッタリと合う場合もあるでしょうが、実際買ってみると足らないなんてことにもなりかねません。
自分で計算して枚数を割り出す時のうっかりミス
また、中には目安すら書いていないような商品もあったりします。
そうなったら、「部屋の大きさ÷コルクマット1枚の大きさ」で自分で計算すると枚数が出るはずです。
しかし、それすら実はそうは単純じゃありません。
コルクマットは1枚1枚をつなげて敷いていきます。
例えば60㎝四方のもので、そのつなぎ目の耳の部分は1㎝だとします。
これを2枚つないだ時の長さは、単純に計算すると「60㎝×2枚=120㎝」という風になるでしょう。
しかし、実際は、真ん中のつなぎ目の耳の部分が組み合わさるので、その分1㎝少なくなり119㎝になります。
さらに、3枚4枚と増えていくとなんだかややこしくなっていったりします。
また、コルクマットをさらにつないで部屋の端から端まで敷いた時、端の処理をカットするか、サイドパーツも使うかという選択肢が出てきます。
そうするとその分の寸法も計算に入れないといけませんし、私と同じように計算の苦手な人は、頭の中がこんがらがって面倒になってしまいます。
他と比べたらそれでも楽な方
でも、よく考えてみたら、部屋にピッタリとオーダー品のように敷けて、しかもお値段もお手頃価格の敷物って、コルクマットやジョイントマットが代表格ではと思います。
例えば、カーペットで部屋にピッタリのサイズのものを揃えようと思うと、既製品でいけたなら御の字です。
しかし、そうでなかったらオーダー品となります。
きっちり寸法を測り、カーペット代金の他に別料金を払い、加工するのに日数もかかりますし、大きいカーペットで梱包しても大きく重量もあるなら、送料もかかりそうです。
やっと届いたと思い、早速敷いてみて、「柱の出っ張り分を忘れてた!」となっても自分でカットは難しかったりします。
もういらないとなっても捨てるもの大変ですし、オーダー品なので他の所にも使えないでしょう。
コルクマットなら、軽く敷きやすいですし自分でカットもできます。
敷きたい時に直ちに敷けますし、いらなくなっても処分も簡単ですし、大きさを好きに変えて違う所にも使えます。
そういったことを考えると、敷物の中では扱いやすい部類に入ると言えます。
スマートな人のテキトーに憧れるものの
色々楽な方法を考えるとコルクマットに行き着くのですが、最初の方にもふれた通り、きっちり几帳面に敷き詰めようとすると面倒だったりするのです。
例えば部屋全体に敷き詰めようという時、寸法もしっかり測って、必要な枚数を計算して、寸法通りのピッタリの枚数を揃えて、端も計算通りの大きさにできるだけ無駄が出ないようにカットして、最後にはまさにパズルのピースがピタッとかみ合うように一気にビッシリ敷き詰めていくといった敷き方がスマートでしょう。
スマートな方ならそんな計算も難なくされるでしょうし、しっかり計算して作業を効率化することこそが、スマートな方にとってのテキトーな作業かもしれません。
仕上がりに寸分の狂いもなかったりしたら、本当に気持ち良いことでしょう。
心から憧れはします。
ストップ計算!私流のテキトーでもなんとかなるもんだ
しかしですね、
「計算とかもう無理!めんどくさ~い!」
と私なんかはなってしまうわけです・・・はい・・・。
「とにかく敷き始めたら見えてくるものがあるんじゃない?」
とすら思ったりしてしまいます。
そんなハートで敷いたりしていると、実際、意外と面倒なことを省いたテキトーなやり方でもきれいに敷けるようになったりします。
ただ、その敷き方は、几帳面な方をイライラさせてしまうかもしれません。
最悪私が怒られてしまうかもしれません。
そう思うと、
「※几帳面さん閲覧注意」
と書かざるをえませんでした。
テキトー=適当
適当は「ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。ふわさわしいこと。」を指すそうです。
今回は私の適当をご紹介します。
あくまで私のさじ加減です。
ぜひ自己責任で参考にしていただけたらと思います。
それでは早速、例えば部屋全体にコルクマットを敷き詰める場合の敷き方について説明していきます。
①部屋の寸法だけはまずきっちり測る
まずは、コルクマットを買わないといけないので、部屋全体に敷き詰めようという時、まずその部屋のサイズを把握する必要があるでしょう。
私はここは面倒ですが、一応メジャーで部屋の寸法を測ります。
なぜなら、例えば6畳の部屋があったとしても、その寸法は画一的ではないからです。
江戸間とか団地間とか地域や建物によって厳密には違ってくるのです。
さらに、同じ中京間であったとしても、測ってみると数㎝違うなんてこともよくあります。
②コルクマットを探す
部屋の寸法を把握できたら、次にコルクマットを探します。
コルクマットはパズルのように1枚1枚つないで敷いていくので、同じ種類のものなら永遠につなげて敷いていけます。
ただ部屋全体に敷き詰める場合はいくつかポイントを押さえることで、敷き方にも差が出ます。
サイズ展開の多いものを選ぶ
コルクマットは例えばよく8枚入りだとか18枚入りだとか、1畳用だとか4畳用だとかいうセットで売られています。
たとえ4枚しか入っていないセットのものであっても、それをたくさん揃えたら6畳の部屋に敷くことも可能でしょう。
しかし、6畳の部屋に敷くのなら6畳用のセットがあるものを揃える方が楽ですし、さらにお買い得だったりします。
枚数が多くなるにつれて、1枚当たりの価格が安くなるものが多かったりするからです。
また、他にもサイズが選べると実際の部屋の大きさに合わせてコルクマットを買う時に、足りない分を買い足すにも便利だったりします。
勘違いされることがあるのですが、コルクマットの耳には統一した規格があるわけではありません。
その商品によってその大きさや間隔が違うので、買い足そうと思ったら同じ商品を買い足す必要があるのです。
多めに買っておくと楽
商品によっては、例えば8畳サイズのもので何枚必要になって、縦横何㎝ほどになるかという説明があったりします。
最初に部屋の寸法を測っているので、どのセットを選べばいいかというのはすぐにわかったりします。
ですが微妙にそのセットが部屋よりも大きいなとか小さいなという場合もあるでしょう。
たとえ多少大きくてもそれはあまり問題にはなりません。
なぜなら、敷く時に自分でカットできるからです。
ただ、小さい時は当たり前ですが確実に足りなくなるのでこちらの方が問題です。
小さくなりそうな場合は、さらに大きめのセットを選んでおくか、あらかじめもう1セット必要になりそうなサイズのものを一緒に注文しておくといいでしょう。
コルクマットは枚数が多くて余ってしまっても、汚れたり傷ついた時の交換用にもとっておけます。
また、他の部屋で使ったり、ちょっとしたキッチンマットとして使ったり、洗面所に敷いたりなど様々なところでも使え、多少多くてもそれほど困ることはなかったりします。
ですので足りないくらいなら多めに買っておくというのが楽だったりします。
全体に敷き詰める場合はサイドパーツは使わない
最初の方にも少しふれましたが、コルクマットを敷いた時、端の凹凸が気になるので、それに対して耳をカットするか、サイドパーツを取り付けるかを選べます。
しかし、部屋にピッタリと敷き詰めようと思う時は、サイドパーツはあまり向かないかなと個人的には思います。
どこか1辺だけ使うなら使えますが、4辺に使おうと思うと4辺とも耳が端に来るようにしないといけないので、まあ、それは難しいでしょう。
サイドパーツは部屋の一部分にだけマットやラグのように使う時には大変向きますが、部屋にピッタリと敷く場合はカットする方法でないと難しかったりするのです。
耳の分を引いた寸法でおおよその枚数を把握する
どうせ耳はカットすると考えると、ずいぶん簡単な計算になり、私でもできたりします。
例えば1枚当たり30㎝×30㎝のコルクマットで耳が1㎝あるとすると、耳の分を引くと28㎝×28㎝となります。
この28㎝×28㎝でおおよその大きさを計算します。
若干誤差もあるでしょうしあくまでおおよそなので、これをピッタリ当てはめようとは思わないというのが注意事項です。
③部屋のものを隅に寄せる
②のポイントを重視してコルクマットを手に入れたら、次は敷き詰めていくのですが、そのためにも、部屋のものをとりあえず部屋の隅に寄せます。
次に詳しく説明しますが、寸法を見るのにまず私は適当に十字に敷くのですが、とにかく十字が作れるスペース分だけでも家具などをずらしたりします。
もちろん全部家具などをどけられるのならそれが一番いいでしょう。
しかし、ワンルームの部屋だとそれは難しかったりもしますし、そうでない場合でも、やっぱり面倒に感じてしまったりするのではと思います。
④まず部屋の中央に十字に敷いてみる
しっかり等間隔でなくてもいいので、とにかく部屋の前後左右に一列ずつだけ交差させて十字に敷いてみます。
柱の出っ張りがあるような場合だと、できるだけその出っ張りの近くで十字を作って、出っ張りに合わせてその周囲にも敷いてみるなどするといいでしょう。
これで何を見るのかというと、部屋の端のコルクマットが足りない部分のだいたいの大きさがわかるのです。
例えば、何も調整せずに一つの辺から壁にピッタリと敷き詰めていく敷き方をすると、一番最後の列を敷き終わった後にできたコルクマットが足りない部分が、微妙に数㎝の幅しかないということになりかねず大変困ったりします。
端の部分に敷くコルクマットの面積に注意
端のコルクマットもできるだけ幅があり面積が広い方が、その分安定感が出ます。
例えば畳の上に敷かれる場合もあると思いますが、その場合、部屋の端の畳のヘリの部分は少し凹凸があり、コルクマットなども浮き上がりやすくなったりします。
端の部分に敷くコルクマットの面積が狭いと、安定感がなくなってより浮き上がりやすくなってしまったりします。
他にも、部屋の端にコードを這わせているお宅もあると思いますが、そういった場合もやはり面積が狭いと浮き上がりやすくなってしまいます。
4辺の端のコルクマットの面積を確保
部屋に十字に敷くと、だいたいどれくらい4辺の端が余り、コルクマットが足りないかということがわかります。
ですので、この段階で極端に1辺だけが狭くなったりしないように4辺ともバランスよく端が余るように調整します。
これは別に測らなくても目視で把握しておくだけでオッケーです。
十字で縦横何枚必要かもチェック
また、十字に敷くことで、大体縦横何枚コルクマットが必要かもわかるので、縦は何枚、横は何枚と数えておくと便利です。
⑤端の縦横L字の2辺のコルクマットをカット
④で端の部分の大きさを調整したら、まず敷き始める端の縦横L字部分のコルクマットを調整した大きさにカットします。
1枚だけしっかり測ってカットしたら、後はその1枚をピッタリ重ねてコルクマットの裏面にペンや鉛筆でカットする線を引いていくといいでしょう。
枚数は④の段階で大体わかるので一気にL字分をカットできます。
きれいに切ろうと思うと、カッターで切るのがいいと思います。
定規を使いカット線にあてがい、まっすぐに刃を入れまっすぐに切っていきます。
もちろん下が傷つかないように、段ボールなどを敷いておきます。
私はこの時いっぺんにカットするのはL字分の2辺にとどめておきました。
もちろん全部を最初にカットしておいてもいいかもしれません。
「もしかしたらズレができるかも」とか思って、意外と私は慎重になりました。
他にも、角の部分は少し小さくなりますがそれもうまくカットします。
⑥端から順番に敷きつめていく
カットができたら端からピッタリと敷いていきます。
微調整用にまだカットしていないもう一方の端は、順番に敷いていってそこまで到達したその都度カットするか、それほど誤差がなさそうだったら数枚ずつ一度にカットしていきます。
これを繰り返して敷きつめていきます。
⑦敷けたところから家具を設置していく
ある程度そこに設置したい家具が置けるほどまでの敷けたら、順次家具を設置していきます。
これができるのが、私のテキトーな方法の醍醐味でもあります。
家具の移動が少なくてすぐに設置完了できる敷き方
実は部屋全体に敷き詰める場合、中央から敷いていき大体敷き詰めた後に端の微調整する敷き方が紹介されていることが多かったりします。
それは大変きれいに敷ける敷き方なのですが、後で微調整するために最後までコルクマット全体が動かせるようにしておく必要があります。
つまり、全て敷き終わるまで家具を上に載せられません。
そもそも、家具も別部屋に移動させる必要があるでしょう。
私は、家具を大きく動かすのが面倒で、ずらす程度しかしたくありませんでした。
最初から端にピッタリ敷き詰められるのなら、家具を少しだけ部屋の隅に移動させるだけでいいですし、敷けたところから順番に家具を設置していくこともできるのです。
そうこうしているうちに無事フィニッシュとなるでしょう。
さいごに
この敷き方だと、コルクマットが多少余りますが、緻密な計算をしなくても簡単にきれいに敷けます。
コルクマットだけじゃなくジョイントマットでも同じように敷けるでしょう。
ですが、余るのがどうしても無駄に思ったり、作業効率が悪いだとか思われる方にはもちろんおすすめできません。
ここまで書き終えても、やっぱり几帳面な方を恐れています。
なぜかというと、私の夫のことがあるからです。
ウチの夫はかなり几帳面です。
2人共DIYが好きですが、2人で同じ作業をするとすぐにモメます。
どうやら、私のテキトーさ加減にイライラするようなのです。
「適当」をどう捉え、それをどうやって実行するかは、人それぞれで大きく違ったりして、
これはもうどうやらセンスとか感性とかと同じようになんとも人と合致させにくい違いだったりします。
ですから、今回紹介した敷き方は、最初にも書きましたが、「私の適当」にしか対応していません。
ぜひぜひ、これが100点だと思わず、参考程度にしていただき、「あなたの適当」に活かしてほしいなと思います。