ジョイントマットを選ぶ時、部屋のカラーと同系色で目立たないものを選ぶか、パッと目を引き部屋にアクセントになるような派手なものを選ぶかということで迷われる方も多いのではと思います。
どちらもそれぞれメリットデメリットがあるのですが、お子さんやお年寄りがおられるご家庭では特に派手なものの方が安全性が高かったりします。
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目次
なぜ派手なジョイントマットが安全なのか
そもそも、お子さんやお年寄りと暮らされているご家庭では、まさに「お子さん対策」や「お年寄り対策」としてジョイントマットを検討されることも大変多いです。
そのあたりの事情から説明していきましょう。
子供対策としてのジョイントマット
子供対策としては特に乳幼児期~学童期あたりまでの需要が高まります。
ねんねの時期にもジョイントマットがあるとそこでおむつ替えをしたり、沐浴の際の着替えなどもしやすかったりします。
ハイハイをするようになっても弾力があるので力もこめやすく動きやすかったりします。
タッチするようになるとコケることも増えるので、転倒した時のクッションとして便利です。
幼児期に動き回るようになるとドタドタとした足音がご近所迷惑にならないとも限りません。
そうなると防音対策にもなります。
学童期には子供部屋を作られることも多いですが、子供部屋での転倒対策や防音対策にもいいでしょう。
子供が自由に遊んでも、ジョイントマットを敷いておくとフローリングを傷めにくくなるでしょう。
お年寄り対策としてのジョイントマット
お年寄り対策としては、どうしても足腰が弱くなったり筋力が落ちたりするので、やはり、転倒してしまった時のクッションとしてジョイントマットは活かされます。
また、弾力性があるのでしっかり床をとらえて歩きやすくなります。
他にも、例えばお料理をしようという時、どうしても注意が行き届きにくくなり、お皿を落としてしまったりコップを落としてしまったりということも増えたりします。
そんな時ジョイントマットを敷いておくと、落としても割れにくくなりますし、
割れたとしてもそれほど飛び散らなかったりします。
万が一包丁を落としてしまった場合、硬い床だと反発が強いので跳ね返ってしまい刃が人に向かって飛んでしまう場合もあります。
ジョイントマットなら衝撃や振動を吸収してくれるのでそういった心配が少なくなります。
同時に、それらの音の防音にもなり便利です。
子供とお年寄りに共通すること
子供の場合ですとこれから色々なことを吸収し成長していこうという時で、できることはどんどん増えていくものの、まだ未熟な段階と言えます。
お年寄りの場合ですと、逆に加齢による老化のため、今まで普通にできていたことが少ししにくくなったり、または、できなくなったりということが増えていきます。
つまり、子供もお年寄りも十分な筋力がなかったり、十分な注意力がなかったりという場合があり、それが転倒などの事故につながりやすかったりするのです。
目立たないジョイントマットで段差も目立たない
例えば、木のフローリングの上に、同じ色合いで目立たないジョイントマットを敷いたとします。
デザイン的にポイントとするわけではなく、同化さすことが優先された敷き方でしょう。
ですから、どうしても、その存在に気付きにくくなってしまったりするのです。
ジョイントマットは、テレビの前とかソファの前とか子供のプレイスペースとか、部屋の中の一部分に敷かれることが多いです。
ですから、ジョイントマットを敷くと部屋の中にそれによる段差ができるのですが、目立たないとその段差も目立ちにくかったりします。
目立たないと視覚的な情報が得にくい
視覚から得られる情報は安全に対して大変大きなウェイトがあります。
同じ段差でも、例えば階段のように明らかに立体的に見える場合ですと、存在感もはっきりするので認識もはっきりします。
実は特に注意が必要なのが、低いちょっとした段差になります。
子供やお年寄りだけでなく誰もがよくつまずいてしまう段差がこれなのです。
他と同じカラーや柄で、しかも低いとなると影もそれほどできないことが多く、視覚から危険を察知することは大変難しくなります。
派手なジョイントマットがいい理由
ましてや、まだまだ注意力が未熟な子供や、
加齢の影響で注意力が低下したり視力の悪くなってきたお年寄りにとっては、より気付きにくくなるでしょう。
気付きにくくなると、段差に足を取られて転倒してしまう可能性もあります。
転倒対策のはずが転倒の原因ともなりかねないのです。
ですから、子供やお年寄りの注意を促す意味でも派手なジョイントマットがおすすめになります。
派手なジョイントマット選び
それでは次に、実際どんなジョイントマットがあって、どういう風に選んでいけばいいのかということについて説明していきます。
種類豊富なジョイントマット
ジョイントマットには様々なカラーや柄があります。
一昔前は、パステル系のグリーンやオレンジのような定番色が目立っていたように思いますが、最近では、パステル系でもさらに豊富になっていますし、原色系やネオンカラーなど実に様々です。
柄にしても、定番の木目調のほか、キャラクターのプリントであったり、北欧のテキスタイルのような柄や、珍しいものではヒョウ柄もあったりします。
複数のカラーや柄のものを組み合わすこともできる
また、ジョイントマットの面白いところは、同じ商品であったり、互換性があったりすれば、複数のカラーや柄のものでも好きな風に組み合わせても敷けるところです。
よく見られるのが2色を使ってチェック柄に敷いたり、ボーダー柄に敷いたりする敷き方です。
例えば、白と黒のチェック柄はよく見られますが、それをボーダー柄に並べて敷しいても大変オシャレになり、最近よく見られる敷き方になります。
他にも、5~6色ほどをセンス良く組み合わせて派手に敷かれている方もいらっしゃいます。
カラーは同じ一つの商品の中から自分で好きに選んで注文できるものもありますが、あらかじめ数色がセットになっている商品もあったりします。
派手にしようと思ったらいくらでもできます。
パズルのように、遊び心いっぱいに自由に組み合わすのもいいでしょう。
単色でも派手にジョイントマットを目立たすには
上で説明したような、数色組み合してどこからどう見ても派手にする方法もいいのですが、たとえ単色であっても派手にできないわけではありません。
それには、床の色とは全く違う色を選択するといいでしょう。
全く違う色のジョイントマットを敷いても、部屋自体のデザイン性が必ずしも阻害されるわけでもありません。
センス良く選べば部屋の差し色ともなり、床や壁の良さを引き立てることもできるでしょう。
さいごに
特にお年寄りは一回の転倒から寝たきり生活へつながってしまう場合があり、できるだけ転ばないような対策は必須になります。
また、加齢だけでなく病気の影響からも、すり足気味に歩かれる方も多いです。
そうなると少しの段差でも足を取られてしまいやすくなります。
最近ではお年寄りの筋力などの維持のためにも少しくらい段差があった方がいいという考えもあります。
しかし、その段差とは、階段であったり、ちょっとした小上がりであったりといった明らかな段差です。
大きな段差なら、はっきりと認識でき注意深く上り下りできますし、ちょっと腰を下ろすこともでき、大変お年寄りのためになります。
一方、小さなちょっとした段差は、記事中でも説明したように気付きにくく大変危険だったりします。
大きな段差と小さな段差は別物なのです。
そこをぜひ誤解しないようにしていただけたらと思います。
小さな段差の対策として、できるだけその段差を派手に目立たせる方法は大変効果的だったりします。
ジョイントマット以外でも、ちょっとした段差のところに蛍光色のテープを貼るなど派手にして注意を促す工夫ができます。
子供やお年寄りへの対策は結果的に誰にでもみんなに優しい対策につながります。
ぜひ、うまく取り入れていただけたらと思います。