コルクマットがずれるのを防ぐ3つのアイデア

コルクマット

コルクマットを使っているとずれてくることがあります。

「ずれ」というのは特に几帳面な方には許されないことだったりします。

それほど几帳面ではない方でも、気になった時にだけでも足先で押して簡単に直せればいいですが、足先で押しても直らなかったり、ずれどころか滑ってしまって危ないとなると気にせずにはいられないでしょう。

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「ずれ」には2種類ある

コルクマットの「ずれ」には「全体的なずれ」と「部分的なずれ」があります。

この2つはどちらも起こる可能性があるので、どちらにでも対応できるアイデアが必要になります。

「全体的にずれる」

コルクマットは1ピースずつをパズルのようにつなぎ1枚のマットとして使用します。

全体的にずれるとは、1枚のマットごとずれることを指します。

全体的にずれる原因は滑りやすさ

コルクマットの裏面や床の表面が滑りやすい素材である場合や、コルクマットと床の接触面の相性によってずれやすくなってしまうことがあります。

多くのコルクマットはEVAなどの合成樹脂の表面に、薄いコルクシートが貼られている構造になっています。

EVAだとクッション性もありよく靴のソールにも使われているので、みなさんもイメージしやすいと思います。

しっかり靴底には溝があって、決してツルツルと簡単に滑ってしまうわけではありません。

弾力性もあるので体重が加わると床面をとらえやすくもなります。

ただ、例えば靴底が減ってしまってツルツルになっている時に、雨で濡れたスーパーのフロアで滑ってしまったという経験をお持ちの方も多いと思います。

つまり、摩擦が少なくなると滑りやすくなります。

コルクマットも靴底と同じように裏面にも細かい凹凸があったり、弾力性もあるので特に滑りやすいというわけではありませんが、床の素材との相性などで摩擦が少ないとずれやすくなってしまうのです。

コルクマットがずれるどころか滑りやすくなると転倒の原因となり大変危険です。

全体的にずれやすい敷き方

コルクマットが全体的にずれやすかったり滑りやすかったりする敷き方は、部屋全体に敷き詰めるのではなく、部屋の一部分にだけコルクマットを設置する敷き方です。

例えばテレビの前だけとか、部屋の中央だけに敷く場合です。

ずれられるスペースがあるのでどうしてもずれやすくなります。

「部分的にずれる」

部分的にずれるとは1ピースずつのどこかのつなぎ目が浮き上がるなどして、その部分だけがずれてしまうことを指します。

部分的にずれる原因は湿気と乾燥

コルクマットにずれが起こる原因としてまず考えられるのが、湿気や乾燥によるものです。

コルクマットに使われるコルクはコルクガシという木の樹皮からできており、天然木に備わっている自然な調湿機能を備えています。

調湿機能とは、空気が乾燥している時は湿気を放出して、空気が湿気を帯びている時はそれを吸収するという機能になります。

この機能は湿気対策に重宝するものの、コルクが湿気を吸収している時はどうしても膨張しますし、乾燥している時はどうしても収縮してしまいます。

それがつなぎ目を浮き上がらせたり隙間を作ったりしてしまう原因になり、そこからずれが起こるのです。

特に湿気の多い梅雨シーズンや、床暖房を使う冬は乾燥してしまいやすいので注意が必要になります。

さらによくあるコルクマットは先ほどもふれましたが、EVAなどの樹脂の表面にコルクシートが貼られた構造になっています。

2種類の素材がくっついているので、湿気による膨張や収縮が起こってもコルクと合成樹脂では反応が違いそれがよりゆがみなどを生んでしまうのです。

劣化によるずれも

また、劣化が起こりEVA樹脂などが薄く伸びてしまい変形しずれが起こることもあります。

劣化は長期間の使用だけでなく、衝撃を受け続けたり高温にさらされたりすることで早まったりします。

ですので、重い家具などをコルクマットの上に置いたり、直射日光が当たるところに干したりするのはおすすめできません。

部分的にずれやすい敷き方

コルクマットを部屋全体に敷き詰めていても、部屋の一部分だけに敷いていても、どちらの敷き方でも湿気や乾燥による影響を受けますし、劣化も同じように進みます。

しかし、中でも全体的にピッタリと敷き詰めている場合の方が乾燥した時には隙間が目立ちますし、膨張した時や劣化した時にはスペース的な逃げ場もなく浮き上がりやすくなり、ずれが目立ちやすいと言えます。

ずれを防ぐ3つのアイデア

コルクマットのずれを防ぐには、ここまでに説明した原因や敷き方に対応した方法をとるといいのですが、2種類のうちのどちらかにだけ対応する方法では間に合わない場合があります。

例えば、全体的なずれを防ぐために部屋全体にピッタリと敷き詰めたなら、例えばコルクマットの膨張による部分的なずれがより目立ちやすくなってしまう可能性があります。

ですので、次からはどちらにも対応できるアイデアをご紹介していこうと思います。

①1辺および2辺を壁や家具などにピッタリつける

コルクマットはずれ対策も必要ですが、他にも大事なのが掃除対策です。

コルクマットは表面だけ掃除しておけばいいわけではなく、必ずその下も掃除をしないとカビやダニの巣窟になってしまう場合があります。

ですのではがしやすくしておく必要もあるのです。

そういったことを総合的に考えると、部屋全体に敷き詰めるよりか部分的に敷く方がずれにも掃除にもメリットが大きいです。

ただ、部屋の中央に設置してしまうとどうしても全体的にずれやすくなるので、1辺か2辺は壁や家具にピッタリとくっつけて設置しストッパーにするといいでしょう。

②コルクマットのつなぎ目を裏からテープ留め

さらに、コルクマットの裏からつなぎ目部分をテープで留めて固定していく方法も効果的です。

そうすることで湿気、乾燥、劣化などによる浮き上がりを防げます。

しかし、コルクマットは1ピースずつをはがせて掃除ができるところがメリットなのに、固定してしまうとそのメリットがなくなってしまいます。

また、固定した状態で部屋全体に敷き詰めてしまうとはがして掃除するのは難しくなります。

しかし、部分的に敷くだけならテープで固定してあってもラグのように扱えなくもないので、掃除も可能になります。

ただ、1ピースだけ丸洗いするというのはやはり難しいでしょう。

はがせるテープを使う

粘着力は落ちますが、固定するテープをはがせるテープにすると1ピースだけはがすことも可能になります。

粘着力の低い養生テープでも代用できそうです。

しかし、素材や貼り付け続けた期間によっては粘着が残ってしまう場合があります。

また、テープとの素材の相性によっては粘着力が弱すぎる場合があるので注意が必要です。

③コルクマットと床を両面テープで固定

この方法が一番しっかりとしてずれを防止できる方法になります。

これなら、部屋の中央に敷いてもずれないでしょう。

しかし、やはりしっかりと固定できる分、その下の掃除はしにくくなります。

はがせる両面テープやのりを使う

両面テープにも実ははがせるものが多く発売されています。

賃貸住宅でも自分で床を貼りプチリフォームする方も増えていて、また原状回復できるようにはがせる両面テープやのりが使われます。

特にコルクマットに使用するには貼ったりはがしたりがしやすいものだと掃除の際も便利でしょう。

ただ注意したいのが、貼ってはがせるということは粘着力が低いということになります。

ですのでそんなことができるのですが、だからと言って何回も張ったりはがしたりを繰り返すと床の表面やコルクマットに負担をかけてしまいコーティングなどがはがれる可能性もあります。

ですので、頻繁にははがしての掃除は控えた方がいいでしょう。

また、やはり両面テープでものりでも素材との相性によっては粘着力が弱すぎる場合や、長期間の使用で粘着がとれにくくなることがあるので注意しましょう。

まとめ

コルクマットのずれを防ぐには設置の仕方や固定方法を工夫し、とにかく「いかに固定するか」というのが重要になります。

しっかりと両面テープやのりで床と貼り付けて固定すれば、ずれることはそうそうありません。

しかし、それ以外にも掃除のことや、コルクマットの一部分が傷んだ時のことを考えると、1ピースずつをはがしその部分だけを掃除したり洗ったり交換したりできるとより便利です。

それを可能にするのが貼ってはがせるテープやのりになります。

貼ってはがせるといっても掃除のためにしょっちゅう貼ったりはがしたりするとおのずと粘着力も落ちますし、それぞれの素材にも負担がかかってしまう場合があります。

それを考慮すると、つなぎ目を裏からテープで固定し、さらに1辺か2辺ほど壁などにピッタリくっつける方法が最適と言えます。

他にも全体的にずれるのが防ぎたいだけなら、100均ショップなどでも手に入る滑り止めシートなどを敷くだけでもいいかもしれません。

このどの方法をとるかは、「困り度」でも変わってくると思うので、その時に応じて段階的に試していってもいいのではと思います。

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