ジョイントマットの「ホルムアルデヒド不検出」って?

ジョイントマットは赤ちゃんや小さいお子さん、大事なペットなどの安全対策や防音対策に使われることが多いです。

大切な存在に対し使うので、素材の安全性が最も気になるのではと思います。

確かに、赤ちゃんでも舐めてしまったりかじってしまったりということを考えると心配になります。

素材の安全性を確かめようという時、ホルムアルデヒドというのが一つのポイントになってきたりします。

「ノンホルムアルデヒド」や「ホルムアルデヒド不検出」という文字で安心できたりするのですが、

「そもそもホルムアルデヒドって何?」

という疑問はないでしょうか?

さらに、これ以外に他にも、ジョイントマットの安全性を確かめる方法はないのでしょうか?

今回はこのような疑問について探っていこうと思います。

ジョイントマットに多いEVAなどの樹脂

まずジョイントマットの素材の基本的なところから入っていきましょう。

ジョイントマットに使われることの多い素材としてEVA樹脂があげられます。

他にもPE樹脂などの素材が使われていたりもしますが、今回はEVA樹脂に焦点を当ててみます。

EVA樹脂は化学合成して作られており、扱いやすい優れた素材ではあるのですが、どうしても化学物質に対する抵抗を感じてしまう方も多いでしょう。

ホルムアルデヒド不検出とされていてもそれだけではかれないような危険性も気にかかります。

どうも化学物質と健康というのは結びつかないような印象があります。

合成樹脂を食べてるのを知ってますか?

食べていると書くと語弊があるかもしれませんが、誰もが化学合成されたものを口に入れた経験があると思われます。

例えばガムを噛んだこともあるでしょうし、歯磨きなんて毎日のことでしょう。

そう、ガムにも歯磨き粉にも合成樹脂が使われているものがあるのです。

例えば、ガムの基盤となるチューイングガムベースには多くの場合酢酸ビニル樹脂が使われているようです。

酢酸ビニルはVAとも言います。

チューイングガムの噛み心地からわかるように酢酸ビニル樹脂はゴムのような柔軟性や弾性、接着性があります。

EVA樹脂も食べてるかも

ジョイントマットの素材となることの多いEVA樹脂はエチレン・酢酸ビニル共重合体の略称です。

チューイングガムベースでも多くの場合、酢酸ビニルが使われていて略称にも同じVAが含まれていることがわかるでしょう。

EVA樹脂となるとエチレンのEの含有量が多くなり、酢酸ビニルのVAの含有量は逆に少なくなります。

ジョイントマットはエチレンを加え酢酸ビニルの含有量を減らすことで弾力や硬さの剛性を高めていくことができるのです。

つまりエチレンでガムやジョイントマットの柔らかさや硬さや弾力性などを調整できるようなのです。

ですので、多くの場合チューイングガムベースには酢酸ビニル(VA)が使われていると表記されていますが、中にはEVA樹脂が使われてもいると表記されている場合もあります。

安全性をどう見る?

チューイングガムベースのように口に入れるものに対しては食品衛生法で厳しい基準が設けられ、それに基づいて製造されており安全性が確保されています。

だからと言ってガムは基本飲み込んではいけません。

しかし、口で長時間噛むので少し飲み込んでしまったり、ワッと驚いた拍子に全部飲み込んでしまうような場合もあるでしょう。

作り手側もそういったことを想定して万が一飲み込んでしまっても健康被害につながりにくいような素材を使っているのです。

ガムはいつまで噛んでいても細かくなったり唾液で変質したりしないでしょう。

酢酸ビニル樹脂やEVA樹脂は胃など体内に入っても消化されることがなく体外に排出されていくのです。

「それならばやっぱりいつも飲み込んでも問題ないじゃない」というわけでは決してありません。

万が一の話なので普段は必ず一定時間噛んだら吐き出すようにしましょう。

ジョイントマットと食品衛生法

EVA樹脂や発泡ポリエチレンなど様々な素材が使われることの多いジョイントマットでも、食品衛生法の基準に適合していると謳われている商品もあります。

例えば食器ですと直接食べ物に触れることも多いので、その素材が熱などで溶けだして健康に害を及ぼしたりしないように食品衛生法の厳しい基準が必要となります。

ジョイントマットの場合はというと用途からして床に敷いて使うものですし、熱い料理をそこに盛るわけでもありません。

少し食器とは観点は違ってきますが、それでも気になるのが赤ちゃんが舐めてしまったり、ペットが少し食べてしまったという時の安全性です。

ですからジョイントマットの安全性を見る時、ホルムアルデヒド不検出であるということとともに、食品衛生法に適合しているかどうかというのも一つの選択基準にはなるでしょう。

しかし、そもそもこの観点を取り入れている企業ばかりでもないので、適合しているものがそれほど多くないのが現状のようです。

また、食品衛生法だけではなく独自に第三者機関での検査を実施したり、安全基準のさらに高い外国の検査に適合するように作られているものもあります。

EVA樹脂の安全性総括

EVA樹脂は口に入れることのあるようなものにも使われる素材です。

だからそれこそが安心材料とも言えます。

「ちょっとなめたりしただけならいいか」とか「ちょっと食べても出てくるみたいだしいいか」とも思えます。

しかし、ジョイントマットの全てが必ずしも同じように口に入れられるかというとそれも疑問が残ります。

ただEVA樹脂が使われているだけじゃなく他に接着剤などが使われているだけでも安全性に違いが出てくるからです。

ですから、どうしても気になる場合は、食品衛生法に適合しているかどうかということが安心材料になります。

が、しかし、必ずしもすべてのジョイントマットがその基準への適合を目指しているわけでもありません。

ホルムアルデヒドにしても建築や衣服など使われ方で違う基準があります。

やはり先ほどもふれたように独自に第三者機関で検査を行ったり、さらに高い基準への適合を目指したりしている企業もあります。

つまり、ポイントになるのが、このように安全性に対する意識をその製造企業がどれだけその製品に向けているかという所だったりするのです。

そういった意味では、赤ちゃん向けであるなど誰が使うことを想定されているかということもポイントと言えます。

それではいよいよホルムアルデヒドとは?

ここまででそもそものジョイントマットの素材についてと、さらにその安全性について説明してきましたが、いよいよここで本題のホルムアルデヒドについて説明していこうと思います。

ホルムアルデヒドがよく知られるようになったのはシックハウス症候群が注目されるようになってからでした。

合成樹脂の原料として使われ、用途としては合板などの建材の接着剤や塗料などに多く使われていたのです。

住宅の建材などに使われるとホルムアルデヒドが刺激臭を伴って長い年月放散され、目や鼻などの粘膜を刺激したりアトピー性皮膚炎やがんの原因になったりします。

ですので建築基準法でも厳しく制限されることになりました。

また、有機物を燃やした時にも多く発生することが知られており、大気中にも確認されることがあります。

さらにホルムアルデヒドが使われている建材が燃えると濃度の高い有毒ガスが発生する恐れがあり不用意に燃やしてはいけません。

ホルムアルデヒドとホルマリンの違いは?

ホルムアルデヒドよりもホルマリンの方が聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

ホルムアルデヒドは気体ですが、ホルマリンはそれが37%程溶け込んだ水溶液を指します。

生物標本に使われたり殺菌や消毒にも使われますが、やはりホルムアルデヒドと同じような影響を人体に及ぼすことがあり医薬用外劇物に指定されています。

ホルムアルデヒドの基準値に対しての安全性

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例えば上のジョイントマットはホルムアルデヒド不検出の製品ですが、その根拠として「厚生省第34号 アセチルアセトン法(乳幼児用)」の基準をクリアしたとあります。

乳幼児とはこの場合出生後24か月以内の子どものことを指します。

基準値は細かい説明は省きますが吸光度差の値が0.05ppm以下となっていますが、このジョイントマットは0.01ppm未満ということで大幅に下回っています。

つまり「ホルムアルデヒド不検出」とか「ノンホルムアルデヒド」と言えるのです。

有害なホルムアルデヒドを放散することもないので赤ちゃんにも安心というわけです。

ホルムアルデヒド不検出についてはやはりジョイントマットの大きな安全材料になり、きっちり表記されているものも多いので必ずチェックするようにしてみましょう。

他に気を付けること

他にもジョイントマットの素材の安全性で気を付けたい点については合成樹脂の安全性やホルムアルデヒド以外にも、やはり接着剤の必要な製品についての不安があったりします。

例えば次のコルクマットを例にとってみてみましょう。

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コルクマットでよくみられるのが下の画像のように、表面が薄いコルクでその下に厚みのあるEVA樹脂というように張り合わせてあるタイプです。

例のコルクマットもそういったタイプになります。

ポイントは接着剤

例えばEVA樹脂だけで作られているならその心配はないでしょう。

コルクマットの場合、コルクは天然素材になるので意外と見落としがちですが、コルクマットとして加工する時、コルクの端材を細かく砕き接着剤と混ぜて加工されます。

また、先ほど例に出したもののようにEVA樹脂と張り合わせる時も接着剤が必要になるのです。

この時使われる接着剤については正直どんなものが使われているかというのはわかりません。

ですから、「接着剤が使用されているかされていないか」「接着剤が使われている場合それは安全か」ということも大きなポイントになるのです。

接着剤の不安をどう見る?

私が個人的にこの不安に対して行っている見方になりますが、やっぱりその製品の安全性についてどういった対策を取られているかに注目します。

例えば例に出したコルクマットですと、スイスのジュネーブに本拠地を置くSGSという世界的な検査会社の基準もクリアしていますし、先ほども紹介したのと同じ日本国内でのホルムアルデヒドの検査でもやはり0.01ppm未満と基準値を大幅に下回っています。

これらの検査で安全性が確保されているのは安心感が大きいですが、個人的には接着剤自体の安全性にも言及してもらえたらより安心できるのにと思います。

今後に期待です。

さいごに

今回はいつかはちゃんと知っておきたいと思っていたホルムアルデヒドというその意味について、私が理解できたことを備忘録的にまとめてみました。

私は怖がりなのでとにかく化学より自然の天然ものをというスタンスをとってきました。

確か化学的に作られるものには人体に有害なものも多いです。

しかもそれは、意外に身近にたくさんあったりするのに知らないで生活していたりします。

しかし、色々突き詰めて安全性にこだわっていくと、必ずしも化学のものばかりでなく、自然のものであっても有害なものはたくさんあることに気づきます。

あのアスベストだって実はそうです。

アスベストは天然の鉱石です。

安全性や危険性というのは、弾力性や断熱性などと一緒である視点から見た時の機能に過ぎない面もあります。

安全性一つとってみても、その中でさらに視点の場所によって見え方が変わりますし、思いもしないような未知な部分もふんだんにあります。

つまり、完全な安全性を求めようとしてもそれは断片でしかない可能性もあるのです。

ですからアスベストのようにさんざん使ってからその危険性がわかるということも少なくありません。

だからと言ってむやみに怖がることはありません。

世界では様々な機関での研究も進み、より安心して使えるものが増えてもいます。

そういった大きな力にも助けられながらも、そればかりにゆだねることなく自分の感覚も研ぎ澄ませておくことが大事だと思うのです。

ジョイントマットでも中にはただただ安いだけで、使ってみると頭が痛くなったり湿疹ができたりするような有害物質が使われているものもないとも限らないからです。

より安全性の高い製品を選べる感覚を持ち続けたいものです。

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